2025年6月に公開されたWindows用の月例更新プログラムを適用すると、富士通製の一部のPCが起動しなくなるという致命的な不具合が報告されています。不具合が起きているPCは、2015~2017年に発売された特定機種の「ESPRIMO」シリーズで、メーカーロゴの画面から先に進まず、BIOSにも入れない状態になり、復旧にはBIOSの復元が必要になるとの情報が寄せられています。今回、他のメーカー製のPCでも同じような問題が報告されていることがわかりました。富士通製PCのWindows Update KB5060533適用後のBIOS破壊問題、続報としてGIGABYTEやマウスコンピュータでも起きているらしい。Windows Updateのテスト不足じゃないかという感想になってきた— がちゃぴん先生 (@gachacomplete) June 16, 2025まずマウスコンピューターの「サポートセンターからのお知らせ」によると、6月の月例更新プログラム適用後、一部のノートPCで、特定BIOSのバージョンが原因とみられるOS起動不可の不具合が確認されています。2025年6月中旬に公開された Windows Update を適用後、一部のノートPCにおいて特定Biosバージョンが原因と見られるOS起動不可の不具合が確認されております。不具合が発生すると、ロゴ画面から先に進まず、「自動修復を準備しています」の画面で止まるという症状が確認されています。原因は特定済みとされていて、対策がまとまり次第、順次情報を更新する予定だとのことです。Redditでも、Gigabyte G5 KF5を含む一部のGigabyte製ノートPCがWindows 11のアップデート(KB5060999、KB5060842など)後に起動不能になった問題について議論されています。こちらも、Gigabyteのロゴ画面でスタックし、「自動修復の準備中」の表示が出たまま進まない状態になるとのこと。Gigabyteも対策を検討中のようですが、BIOSの復旧が必要になる可能性を示唆しているようです。基本的にはBIOSの復旧で問題を解決することができそうですが、復旧に失敗すると状態がさらに悪化する可能性もあります。可能ならば公式の対策が公開されてから、問題に対処したほうがよさそうです。