「交通渋滞」はこじつけ? TSMC第2工場建設が遅れる真の理由

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中里顕久野洋毎日新聞 2025/6/14 08:00(最終更新 6/14 08:00) 有料記事 2242文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷TSMC熊本工場(正面奥)周辺で朝夕の時間帯に問題となっている交通渋滞=熊本県菊陽町で2025年6月12日午前7時32分、野呂賢治撮影 熊本に進出した半導体受託生産の世界最大手「台湾積体電路製造」(TSMC)の第2工場建設が遅れている。当初は第1工場の隣接地で3月までに着工予定だったが、「年内」へと先延ばしになった。そんななか、同社トップが6月になって遅れの理由として挙げたのが「交通渋滞」だ。ただ、渋滞は今に始まったものでもなく、解決も一朝一夕にはいかない。地元は「難題」が前面に出たことの真意を測りかねる一方、専門家は半導体業界が抱える別の事情を指摘する。渋滞は朝夕の日常風景に 「元々渋滞していたが、TSMCが来てからより激しくなった。地元住民が使う裏道も交通量が多い」 片側1車線の一本道に沿って赤いブレーキランプが連なる現状に、地元の女性はため息をつく。2024年12月に量産を始めた熊本県菊陽町のTSMCの第1工場前を通る県道「大津植木線」で、朝夕の渋滞は日常風景となりつつある。 TSMC工場や隣接する「セミコンテクノパーク」と呼ばれる一帯は半導体関連企業の集積が進む一方、道路整備が追いつかず渋滞は深刻だ。第1工場開所から2カ月後の24年4月に菊陽町が実施した調査によると、朝の通勤時間帯で大津植木線のTSMC工場近くの渋滞の長さは前年同時期比で5倍超の1・057キロ。地元のタクシー運転手は「15~20分で行けるような所が、混雑する時間帯は50分かかる」と苦笑いする。突然の「渋滞」発言、地元は困惑 そんな状況を問題視したのが、TSMCの魏哲家会長兼最高経営責任者(CEO)だ。…この記事は有料記事です。残り1610文字(全文2242文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>