「すべてが憎い」父から性的虐待の女性 絶望の先にあった救い

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毎日新聞 2025/6/15 06:00(最終更新 6/15 06:00) 有料記事 2139文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷性的虐待を受けたとして実父を相手に訴訟を起こした女性。被害者に「絶望しないでほしい」と伝えたいという=広島市中区で2025年4月30日午後5時38分、武市智菜実撮影 性的虐待は幼少期に始まった。相手は実の父親だった。 被害に遭った女性は「私は汚らしい人間だ」と自らを責め、大人になってからはフラッシュバックに、もがき苦しんだ。 忌まわしい日々の始まりから30年余。女性は意を決して実父の民事責任を追及する訴訟を起こした。結果は敗訴に終わったが、「決して無駄ではなかった」と振り返る。 5年近い法廷闘争を経て、女性は何を見いだしたのか。「私は汚れている」自暴自棄に 広島市の40代の女性が実父からわいせつな行為をされるようになったのは、保育園に通うようになった頃からだった。 実父の膝の上に乗せられ、わいせつな動画を見せられ、体を触られた。 実父の振る舞いはエスカレートし、小学4年生で性行為を強要された。中学2年生になるまでは拒絶できなかった。 高校を卒業後、実父の元を離れた。親族方に身を寄せて、お金をため、独立した。 女性によると、性的虐待を受けたことで自分の体が「汚れている」という感覚にさいなまれるようになった。 男性に対する嫌悪感、他人に対する不信感が募り、性的虐待の場面が車の運転中に浮かんできては大声で叫んだ。 「すべてが憎い」。怒りの感情をコントロールできず、他人との衝突が増え、友人ともけんか別れした。 記憶を消し去りたいと大量飲酒を続け、社会生活にも支障をきたすようになったという。思いもしなかった支援員の言葉 このままでは自分が壊れてしまう気がした。 2018年5月のある日の夜のこと。広島県の支援機関に初めて電話をかけた。「勇気を出して訴え出たわけじゃない。本当に、すごい苦しかった」 後日、詳しい被害を説明するため、面談の場が設けられた。大きなマスクをかけて顔を隠し「近親相姦(そうかん)なんです」と切り出した。 すると、支援員から思いもしない言葉が返ってきた。…この記事は有料記事です。残り1377文字(全文2139文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>