暑さ対策日本一へ 埼玉・熊谷市、暑さ「資源」にPR 企業も注目

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毎日新聞 2025/6/15 06:45(最終更新 6/15 06:45) 1174文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷やす子さん(左)と息の合ったパフォーマンスを披露した小林哲也・熊谷市長=東京都内で2025年6月11日午前10時9分、隈元浩彦撮影 「暑さ対策日本一」を掲げたシティープロモーションに力を注ぐ埼玉県熊谷市。11日に都内で開かれた入浴剤「バブ」のPRイベントでは、人気芸人やす子さんと小林哲也市長が異色のコンビを組み、ユーモアたっぷりに夏バテ対策を訴えた。暑さをマイナスではなく「資源」へと転じる同市の取り組みに、企業から注目が集まっている。 スポットライトに浮かぶはっぴ姿の二人。「M―1に出ませんか?」。やす子さんの軽妙な誘いに、小林市長は思わず苦笑い。“相方”としてステージ立ち、暑さをテーマにした漫才仕立てのパフォーマンスを披露して笑いを誘った。Advertisement 熊谷市は「暑さ対策日本一」の看板を掲げ、官民連携のシティープロモーションに本腰を入れている。その結晶として、この異色コンビの誕生となった。 「浸かる夏バテ対策!」をキャッチフレーズに掲げた今回のキャンペーン。入浴剤「バブ」の発売元・花王がパートナーに選んだのは、2018年に国内最高気温41・1度を記録した熊谷市だった。「暑い熊谷こそ、逆にフロ」のスローガンのもと、市内の消防士やスポーツに取り組む市民、高校生らにサンプル品を提供し、使い心地を試してもらう。花王はサンプリング調査を通して今後の商品開発に生かし、市はプロモーションの機会になると見ている。 熊谷に注目した理由について、花王担当者の宮橋結実さんは「単に『暑さ日本一』ということではなく、『暑さ対策が日本一』である点も評価させていただきました」と語る。何しろ、熊谷の暑さ対策には20年の“年季”が入っている。 市が本格的に暑さ対策を政策に据えたのは04年の「あついぞ! 熊谷」キャンペーン。07年に当時の最高気温40・9度を記録したのを機に、翌年から「あつさ、はればれ熊谷流」プロジェクトが動き出した。遮熱舗装やミストの導入、駅前緑化などを急ピッチで進めた。ここ数年は、デジタル技術の活用も。市公式LINEアプリでは、暑さ指数や「ひと涼みスポット」をリアルタイムで配信。避暑行動を後押しする仕組みを整えている。初の熊谷市公式飲料となった麦茶のボトルには市の情報が印刷されている=同市内で2025年6月12日午後0時16分、隈元浩彦撮影 さらに進化したのが、民間との連携戦略だ。「暑さ」を都市ブランドを高める「資源」と位置づける発想。建材メーカーと協働した熱中症対策の住宅実験、伊藤園とコラボした熊谷限定パッケージの麦茶販売、そして今夏からは「健康ミネラルむぎ茶」の市公式飲料認定と、取り組みは着実に広がっている。 シティープロモーションを担う市広聴広報課の吉田由美課長は「『暑い暑い』と言われるまちから、『暑さ対策日本一』のまちへ。これからは熊谷の涼しさの知恵を広く届けていきたい」と語る。市政策調査課によれば、近年は民間企業からの提携照会も増えているという。 時代は地球温暖化。「日本一暑いまち」と呼ばれた地に、官民連携を通して“涼しさの知恵”という新たな付加価値を添えようとしている。あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>