24色のペン:「エッチの時だけは対等」 夜の世界で働く女性の孤独=太田敦子

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24色のペン毎日新聞 2025/6/15 06:00(最終更新 6/15 06:00) 有料記事 1795文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷「みいちゃんと山田さん」(講談社)より。なぜ誰とでも性行為をするのかと問われ、発した言葉 自分ではあらがえない「生きづらさ」を抱え、夜の世界で働く女性たちを描いた漫画がある。2023年からX(ツイッター)で連載を始めると半年余りで表示回数は10億回を超え、24年秋に書籍化された。 「人の尊厳について考えさせられた」 出版社によると、読者から寄せられるそんなコメントは、数の多さはもちろん、長文が目立つのだという。 漫画家、亜月ねねさんのデビュー作「みいちゃんと山田さん」(講談社)の舞台は11~12年。東京・新宿のキャバクラで働く21歳のみいちゃんと、同僚で大学生の山田さんが主人公だ。性とお金を搾取される女性 幼い頃から周囲と比べ理解や行動に遅れがあったみいちゃんは、現在の特別支援学級での学習を勧められたが、母や祖母は受け入れなかった。 小学校は3年しか通わず、中学校では周囲の無理解や苛烈ないじめに直面する。 読み書きも十分できないまま中学を卒業し上京したみいちゃんだが、山田さんと出会い、不思議な友情を育んでいく。 ほんわかした可愛いタッチの絵と対照的に、内容はかなり重い。 みいちゃんは生きる手段として「枕営業」し、暴力を振るう彼氏のために路上売春までしてお金を稼ぐ。かつての友人がモデル あとがきには著者名で「作品はかつての私の友人がモデルで実体験をもとにしたフィクションになります」とある。 亜月さんに取材すると、友だちについては具体的に語れないとした上で、作品が生まれた背景を話してくれた。 矯正教育に携わる人と長く関わりがあり、少年犯罪心理や精神分析などの本を手に取るようになった。 そうした関心と身近な友だちの存在からストーリーを着想したという。執筆にあたり風俗業で働く女性の支援団体や、障害のある人を一般就労につなげる就労移行支援施設なども取材した。 舞台を10年以上前にした理由を「交流サイト(SNS)の影響もありキャバクラで働くことがカジュアル化している今に比べ、まだアングラ感が強かった時代。事情を抱える女の子が周りに隠しながら働いている空気感を出したかった」と説明する。「風俗業で自己肯定」現在は? 胸が痛くなるような、みいちゃんのセリフがある。…この記事は有料記事です。残り900文字(全文1795文字)【前の記事】飼料米で受賞のコメ農家が漏らす苦悩「本音は……」=堀井泰孝関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>