毎日新聞 2025/6/15 07:30(最終更新 6/15 07:30) 有料記事 3076文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷A級順位戦最終局を終え、感想戦を行う渡辺明九段=静岡市葵区の浮月楼で2025年2月27日、新宮巳美撮影 A級順位戦最終局▲渡辺明九段(対局時4勝4敗)―△菅井竜也八段(同3勝5敗)は、両者ともに本調子でない奇妙な一局だった。自力残留の目があった菅井八段は力を出せないまま夕食休憩後ほどなくして投了。勝った渡辺九段も表情は晴れなかったが、局後は観戦記担当の加藤まどかさんに心憎い配慮を見せた。第1譜(1―36)▲2六歩1 △3四歩 ▲7六歩 △4四歩▲4八銀1 △9四歩 ▲9六歩2 △3二飛▲2五歩 △3三角 ▲6八玉 △6二玉1▲7八玉 △4二銀 ▲5六歩1 △7二玉2▲7七角2 △4三銀3 ▲8八玉1 △8二玉1▲5七銀10 △5二金左2▲7八金2 △5四銀9▲6六歩6 △9二香3 ▲9八香9 △9一玉1▲9九玉 △8二銀1 ▲8八銀 △7一金1▲5八金16 △6四歩19 ▲6七金右14△6二金寄5(第1図)(持ち時間各6時間 消費▲1時間5分△48分)両者万全でない最終局 一番の懸念は、対局があるかだった。渡辺九段は前十字靱帯(じんたい)断裂という膝のけがのため、途中棄権や不戦敗が続いていた。延期されていた順位戦7回戦で1カ月半ぶりに指し切ることができたが、調子が戻ったわけでもないようで、本局も直前まで開催は未確定だった。 最終局は静岡市の浮月楼で行われ、前日は検分があった。渡辺は脚を引きずるでもなく思ったより元気そう。対局中は痛みというより違和感が大きく、歩いたりもんだりして軽減されるものではないとのことだ。あぐらは正座と同様の負荷がかかるらしく、9カ月は禁止されているという。本局は将棋連盟から運んだ椅子が対局室に配置された。 明日は大丈夫そうだとほっとしたのもつかの間、続いて入室した菅井八段がぐったりしていた。…この記事は有料記事です。残り2347文字(全文3076文字)【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>