毎日新聞 2025/6/11 12:02(最終更新 6/11 12:02) 870文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷畑屋うさぎ「しらゆき号」の剥製(中央)と高橋清一さん(左)、美郷町の松田知己町長=秋田県美郷町で2025年5月29日、工藤哲撮影 秋田犬や比内地鶏と並ぶ秋田県固有の動物「ジャンボウサギ」の一種で、主に美郷町で飼育されてきた「畑屋うさぎ」の剥製の展示が同町の歴史民俗資料館で始まった。畑屋うさぎはその純白の毛色で知られるが、地元の飼育者は減少傾向にある。町内の関係者は「より多くの人に知ってもらい、新たに飼育する人がもっと増えてほしい」と期待を寄せる。 5月末から展示されている剥製は美郷町の高橋清一さん(78)と妻清子(せいこ)さん(78)夫妻が飼育してきた自慢の雌の「しらゆき号」で、2024年11月に個体が提供された。体長約60センチで重さは約7・5キロ。同町のウサギは戦時中、毛皮や肉としての需要が多く、各地で幅広く飼育されてきた。だが、近年は飼育に一定のスペースや手間がかかることや、餌代の値上がりなどから飼育者は減少傾向にあり、現在では町内ではわずか2世帯にとどまる。Advertisement地元の畜産共進会で最高賞に選ばれた雌のジャンボウサギ「さくら」と高橋清一さん=秋田県大仙市で2023年6月28日、工藤哲撮影 町側はこれまで、町内各地の農家などで飼育されてきたウサギの保護や活用について、飼育者の自助努力に委ねる形で支援が手薄だったことも飼育者減少の一因だ。しかし高橋さんのウサギは例年東京で展示され、秋篠宮さまご夫妻が視察に訪れ、関心を示している。また、県外在住者や外国人からの注目が集まっており、隣接する大仙市で例年秋に行われてきた「ジャンボうさぎフェスティバル」での落札額も年々上昇している。 剥製お披露目の式典で美郷町の松田知己町長は「このたびの剥製は、(町からジャンボウサギを)失わないための存在ととらえている。来館して目にする方には町の思いを受け止めてもらい、剥製が未来永劫(えいごう)生き続けることを期待したい」とあいさつ。高橋清一さんは「妻とウサギを育ててきて半世紀以上になる。新たな展示は大変うれしく、『町の宝』として後世に(飼育文化を)残せたらと思う」と願いを語った。 資料館は今後、畑屋うさぎの紹介パネルや飼育の歴史にまつわる品々の展示も検討している。午前9時~午後4時開館で月・火曜休館。観覧料は一般300円、高校生以下無料。問い合わせは0187・88・8706。【工藤哲】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>