解体中の家の軒下、ツバメのひな4羽 工事は遅れるけど巣立ち見守る

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森直由2025年6月11日 11時32分解体予定の家屋で見つかったツバメの巣=県鳥獣保護センター提供 解体中の富山県砺波市の家屋で、複数のひながいるツバメの巣が見つかった。巣を見つけた解体業者が県鳥獣保護センターに相談。その結果、ツバメのひなの命を守ることを優先し、工事の延期を決めた。 センターや業者によると、木造2階建て住宅の解体工事が5月22日から始まった。玄関の軒下にツバメの巣があり、少なくとも4羽のひながいるのを業者が同27日に確認。業者がセンターに相談した。 「解体予定の家屋にツバメの巣があり、工事に支障があるので、何かいい方法はないか」。センターは「人間が巣に触れた場合、親鳥がひなを育てるのをやめる可能性がある」などと解体業者に伝えた。 解体業者は工事に関わるほかの業者などと話し合い、ひなが巣立つまで作業を延期することを決めた。順調に育てば巣立つまで20日前後かかり、工事も遅れる見通し。 センターの担当者は「苦しい決断だったと思うが、非常にありがたい。人間の配慮で野生動物の生活環境を守れることを多くの人に知ってほしい」。解体業者の代表を務める50代の男性は「工事が20日前後も遅れてしまうけど、小さなひなたちの命を守ることができて良かったです」と話している。こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月11日 (水)自公 物価高対策の給付で合意梅雨の夜「蒸発現象」に注意備蓄米、20万トン追加放出へ6月10日 (火)移民摘発抗議に州兵を派遣元横綱白鵬が退職会見「仮装身分捜査」で初摘発6月9日 (月)ドーピング容認大会に賛否減り続ける町の銭湯沖縄「最早」タイの梅雨明け6月8日 (日)新米価格 高止まりの可能性も一般人のカニ大量捕獲 問題に原子核はアーモンド形 新理論トップニューストップページへ専務だった父の労災、残業100時間超でも一蹴 壁を越えた娘の闘い5:00森友文書、開示始まる 元職員遺族のもとに9千ページ 改ざん経緯は11:11ロスの一部に夜間外出禁止令 抗議デモにトランプ氏「外国の敵」10:46馬券購入の2人、2.6億円脱税容疑 香港の指示役は数十億円を得た11:35グレタさんが語ったこと ガザをめざした10日間、たどり着けずとも5:00101歳で逝った女性、食卓でつづった原稿用紙 あの夏の原爆と青春10:00