朝日新聞記事有料記事森直由2025年6月12日 15時00分2017年7月に、長崎県・対馬北部で撮影されたカワウソ=琉球大学動物生態学研究室提供 長崎県の離島、対馬でユーラシアカワウソが生息していることを約5年ぶりに確認した、と高知大学の研究グループが発表した。対馬では2017~18年に環境省調査で生息が確認されていたが、その後は消息がつかめていなかった。昨年2月にふんを採取し、解析したところ、前回確認されていた個体群と同一系統に属することが判明し、「カワウソが対馬で繁殖し、定着している可能性がある」としている。 対馬では17年に野生のカワウソが撮影され、国内では38年ぶりの生息確認と注目された。18年にかけて環境省が実施した調査では、ふんからユーラシアカワウソのDNAが検出され、オスとメスが少なくとも2匹ずついると推定された。海流に乗って韓国南東部から流れ着いたとされている。しかし、19年以降はふんなどの直接的な痕跡が確認されていなかった。 今回、発表したのは、高知大理工学部の宇田幸司准教授(48)=比較生化学=が代表を務める研究グループ。カワウソの研究者らでつくる団体「対馬カワウソネットワーク」のメンバーで、高知市の会社員、山本大輝さん(28)が昨年2月に対馬の水辺でふんを見つけ、宇田准教授の研究室で解析した。 その結果、韓国に生息するユ…関連ニュースこんな特集も教育情報(PR)注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月12日 (木)冤罪事件、警察側が上告断念公文書改ざん 指示メモも開示全国民に2万円 自公給付案6月11日 (水)自公 物価高対策の給付で合意梅雨の夜「蒸発現象」に注意備蓄米、20万トン追加放出へ6月10日 (火)移民摘発抗議に州兵を派遣元横綱白鵬が退職会見「仮装身分捜査」で初摘発6月9日 (月)ドーピング容認大会に賛否減り続ける町の銭湯沖縄「最早」タイの梅雨明けトップニューストップページへ「国民の信頼損ねた」警察庁長官、指導強化へ 大川原化工機冤罪事件15:14選挙ポスター「品位」を保って 昨年の混乱受け法改正、都議選で適用15:00「家賃倍」マンション、値上げ取り消し オーナー側「慎重に再検討」12:31山尾氏、公認見送りに「驚いた。国民民主と一線を画す」離党届を提出12:00iPhoneが「悪者」でも、中国の政府関係者が使い続ける理由とは10:4520世紀のソニーを超えるには 吉田憲一郎氏が到達した「存在意義」14:00