ネットでの「扇動」は過去にも 大量懲戒請求、問われた法的責任

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毎日新聞 2025/6/13 05:00(最終更新 6/13 05:00) 有料記事 1460文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷各地の弁護士会に届いた懲戒請求のひな型=2017年9月14日午後11時42分、最上和喜撮影 デマや中傷が交流サイト(SNS)上などであふれている。正当な根拠がないまま個人を攻撃した場合、問われることになるのは刑事・民事上の責任だ。インターネット上での「扇動」により、被害を受けた弁護士は法的手段での対抗を続けた。 発端は今から約10年前にさかのぼる。日本弁護士連合会(日弁連)が2016年、朝鮮学校への補助金交付を求める声明を発表した。 これに反応したのは、在日コリアンを敵視する排外主義的な匿名ブログ「余命三年時事日記」だった。 ブログにはある文書が掲載された。「声明に賛同し、推進する行為は確信的犯罪行為だ」。こう記されるとともに、あらかじめ弁護士名が記された懲戒請求のひな型だった。「犬笛」。SNS上では共通の考えを持つ人にしか分からない表現を使って発信し、「同志」を扇動することを言いいます。最近では、標的とする人や団体が関係する会社、組織などへの抗議を呼びかけることにも使われています。SNSで誰でも全世界に発信できる今、気付かぬうちに「犬笛」吹く危険をはらんでいるかもしれません。(全4回の3回)第1回・波紋呼んだネットでの振る舞い第2回・止まらぬ高揚感と正義感第4回・「惑わされぬリテラシーを」=14日午前5時アップ予定懲戒請求をあおったブログ 不当な行為があった場合、誰でも弁護士への懲戒処分を求めることができる。これを悪用し、ブログの趣旨に賛同した読者も請求するようあおっていた。 佐々木亮弁護士(東京弁護士会)は攻撃を受けた一人だった。日弁連の声明に関わっていないにもかかわらず、懲戒請求は約3000件に及んだ。 日弁連によると、佐々木氏ら複数の弁護士が被害を受け、一連の懲戒請求は全国で計13万件超に上った。佐々木氏は「請求が来る度に答弁書を作って出す作業をしていた。業務が妨害されるだけでなく、心理的な負担が大きかった」。 いわれのない懲戒請求には法的手段で立ち向かった。他の弁護士とと…この記事は有料記事です。残り650文字(全文1460文字)あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>