街中でヒグマに襲われ140針「死ぬかと」後遺症に苦しむ男性の願い

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朝日新聞記事有料記事原知恵子2025年6月18日 7時00分ヒグマに襲われ重傷を負った安藤伸一郎さんの腕には生々しい傷痕が残っていた=2025年4月、札幌市東区北33条東、原知恵子撮影 4年前の6月18日、札幌市東区の住宅街にヒグマが出没し、住民ら4人を次々に襲った。札幌市にクマが出没すること自体は珍しくないが、多くは南区や西区などの山林近辺。東区で人がクマに襲われるのは1878(明治11)年以来、143年ぶりだった。 「誰もが突然、被害者になり得る」 4年前、全身を140針を縫うなどの大けがをし、今なお後遺症に苦しむ男性が取材に応じた。札幌市は事故を契機に、ヒグマ出没情報を公式LINEで広く発信しています。詳細はHP(https://www.city.sapporo.jp/kurashi/animal/choju/kuma/linehaishin.html)へ。激痛「鉛筆の先端を突き刺し、えぐり回すような…」 2021年6月18日午前7時すぎ、干物製造販売店「ふじと屋」に勤務する安藤伸一郎さん(47)は、徒歩で札幌市営地下鉄東豊線・新道東駅に向かっていた。ふだんは車通勤だが、業務の関係で、その日はたまたま地下鉄で現場に向かう予定だった。 途中、ショッピングモール付近に、パトカーが多数とまっているのが目に入った。「店で何か事件でもあったのだろうか」と思ったが、深くは気にせず、そのまま先に進んだ。周辺ではヒグマ(体長161センチメートル、体重158キロ、4歳オス)の出没情報が相次いでいたが、安藤さんはその情報を全く把握していなかった。 駅まであと約150メートル。突如、背後から「バーンッ」と、すごい勢いの「何か」にぶつかられた。 音やにおいは感じず、「車だ…関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月18日 (水)日米関税交渉「合意至らず」フリーランス法違反で初勧告大谷翔平が二刀流復帰6月17日 (火)国民民主、野党首位明け渡す2万円給付案の根拠を説明コメ不足でも大量に廃棄6月16日 (月)米首都で異例の軍事パレードイラン国防軍需省にも攻撃地域の文化か ルール違反か6月15日 (日)日鉄のUSスチール買収を承認イラン攻撃 軍とモサド連携か「OTC類似薬」保険適用外に?トップニューストップページへトランプ氏「イランの最高指導者、今は殺害しない」 無条件降伏迫る4:25東北新幹線、18日午前も上下3本運休 前日の車両故障の影響で0:07元法相らの反対で自民は断念 再審制度見直し、きょう野党が法案提出5:00老いる団地建て替え、商店街活性化、孤独死…多摩ニュータウン再生は18:00中年の危機、「幻想手放すことから」精神科医が語る絶望とヒント7:00大谷翔平の気になる今後 複数回ひじを手術した投手と成功例は6:00