細胞も若返る? 脳の海馬、加齢で機能低下の仕組み解明 先端大など

Wait 5 sec.

毎日新聞 2025/6/3 19:00(最終更新 6/3 19:00) 640文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷奈良先端科学技術大学院大学=林みづき撮影 奈良先端科学技術大学院大(奈良県生駒市)と九州大の研究グループは、記憶などをつかさどる脳の部位の機能が加齢によって低下するメカニズムを突き止めたと発表した。この部位にある酵素の減少が機能低下を引き起こしていた。この機能低下は一過性で、酵素の量を元に戻すと機能も回復した。この酵素を利用すれば、老いた細胞を若返らせることができるかもしれないという。アルツハイマーなどの加齢性の神経疾患の治療への応用にも期待がかかる。 研究は、先端大の松田泰斗准教授(バイオサイエンス領域)と九州大の研究者らが取り組んだ。成果は国際学術誌「欧州分子生物学機構ジャーナル」でオンライン公開された。Advertisement㊤正常なマウスの海馬。緑色に光って見えるのが神経幹細胞=奈良先端大提供 記憶や学習などをつかさどる脳の海馬には、神経細胞を生み出す神経幹細胞がある。加齢とともに神経幹細胞の数が減り、機能も衰えることが知られていたが、そのメカニズムは分かっていなかった。㊦今回特定した酵素を人為的に減らすと神経幹細胞の多くが消失した=奈良先端大提供 研究では、1個の細胞の内部を解析できる最新技術を用いて細胞内の変化を時系列的に捕捉。加齢に伴って神経幹細胞が減少する主因となる酵素を特定した。この酵素を人為的に減らすと神経幹細胞の機能が著しく低下し、酵素を元のレベルに戻すと神経幹細胞も機能が回復した。 老化した細胞内でこの酵素を増やす効果がある薬剤を突き止めることが次の研究課題となる。松田准教授は「老化した細胞を若返らせるリプログラミングは可能と考えて研究を始めた。次のステップにつながる薬剤は、いくつか候補が挙がっている。研究を加速させたい」と話した。【大川泰弘】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>