滋さん命日に「いつまで経ってもダメ」 横田早紀江さんが語った怒り

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平川仁2025年6月3日 18時07分夫の横田滋さんの遺影を傍らに置いて会見する早紀江さん=2025年6月3日午後2時12分、川崎市川崎区、稲石俊章撮影 北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父・滋さんが亡くなってから5日で5年を迎えるのを前に、母の早紀江さん(89)が3日、報道各社の取材に応じた。政府や歴代首相に救出を訴え続けても帰国がかなわないことに、「こんなに長いこと『助けてください』と言わないと助けてもらえないのか」と怒りをにじませ、問題解決を訴えた。 滋さんは、97年に結成した拉致被害者家族会の初代代表。全国で計約1400回講演をし、救出を訴えてきた。 早紀江さんは、滋さんの遺影に毎日「いつまで経ってもダメなんだよ、お父さん。(めぐみさんの状況が)全然分からないんだよ」と語りかけているという。 日朝交渉の話題が浮上しても結果に結びつかない状況に「いつも肩透かしのようだ」と表現。日本政府に対し「自分のお子さんがこうなったらどうするか、と思って本当に真剣にやってほしい」と語り、「(北朝鮮と日本の)トップの人間同士が目を見て話し合ってほしい」と話した。北朝鮮による日本人拉致問題北朝鮮が1970年代から1980年代にかけて、大勢の日本人を北朝鮮に拉致しました。日本政府が認定した被害者は17人で、うち北朝鮮は13人の拉致を認めましたが、拉致された疑いが拭えない日本人失踪者はさらに多数います。関連ニュースをお伝えします。[もっと見る]こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月3日 (火)内閣不信任案なら解散検討元横綱白鵬が退職届閉山した金鉱山 外資が狙う6月2日 (月)懲役・禁錮が廃止、拘禁刑に赤字の国内線 路線維持へ議論クマ 道を避けている可能性6月1日 (日)イベント前倒し相次ぐ なぜコメ民間輸入、過去最大子ども見守り用GPS、悪用か5月31日 (土)水産物の中国向け輸出再開へ選択的別姓、法案が審議入り名なしのチョウ化石 実は新種トップニューストップページへコンビニ大手3社、備蓄米販売方針 ファミマは6日にも店頭へ17:45韓国大統領選、今夜にも大勢判明 怒り、希望、諦め…有権者に聞いた18:00斎藤知事の給料カット案、議会から異論「幕引きになってはならない」18:17フジ第三者委が中居氏側の要求を再び拒否 見解の隔たり「埋め難い」15:30東日本大震災の企業支援、償還金95億円使う見込みなし 独法に残る17:00「薄氷の上を歩くよう」事実婚夫婦が向き合う不安 別姓法案への期待16:00