平川仁2025年7月4日 21時26分宮武甫氏が撮影した原爆投下直後の広島の写真について語る朝日新聞記者ら=2025年7月4日午後6時7分、東京都目黒区三田1丁目、平川仁撮影 原爆投下直後の広島の写真展「ヒロシマ1945」が開かれている東京都写真美術館(目黒区)で4日、朝日新聞記者らがトークイベントを行った。約90人の観客を前に、連合国軍総司令部(GHQ)の報道統制下でもネガを守った同社記者・宮武甫氏にまつわるエピソードを語った。 宮武氏の写真の補正に携わった元社員の清水隆さん(65)は、宮武氏ががれきとなった広島や、全身を負傷した被爆者の姿を撮影した写真について、GHQが原爆写真の提出を命じても、自宅の縁の下に隠して守ったエピソードを披露。「隠すのは相当な勇気がいったはず。原爆の実相を伝えたいという思いだったのだろう」と語った。 映像報道部の吉田耕一郎記者(62)は、宮武氏の写真に写った当時16歳の被爆者の身元を、2023年に取材で明らかにした経緯を語り、「名前や人柄を明らかにし、被爆者一人ひとりに暮らしや家族がいたことを知ってもらいたかった」と話した。 写真展は8月17日まで。宮武氏や、各報道機関の記者による写真約160点が展示されている。7月10日午後6時からは、中国新聞編集委員が、撮影者の思いを証言や手記からたどるトークイベントがある。【はじめるなら今】記事読み放題のスタンダードコース1カ月間無料+さらに5カ月間月額200円!詳しくはこちら戦後80年第2次世界大戦では、日本人だけでも300万人以上が犠牲になったと言われています。戦後80年となる今年、あの時代を振り返る意義とは何か。全国各地のニュースをまとめています。[もっと見る]こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月4日 (金)参院選スタート在沖米軍が沖縄県庁訪れ謝罪富士山吉田ルート、山開き7月3日 (木)参院選、きょう公示鹿児島・トカラ 群発地震続くダライ・ラマ 輪廻転生存続へ7月2日 (水)南海トラフ 「死者8割減」へ首相、コメ増産を表明路線価、35都道府県で上昇7月1日 (火)米、車関税の見直しに否定的企業・団体献金 96%が自民に「組織的な価格調整」を認定トップニューストップページへ参院選中、悪石島で震度6弱 首相、選挙活動と危機対応の両立は?20:31スポットワーク、企業都合の直前解約は賃金全額支払いへ 業界方針16:43トランプ氏の新関税「8月から10~70%」 各国・地域に通知表明15:20通知表が変わる? 学習態度は成績に反映せず所見に 歓迎の教員も19:03「ヤクザと知ってたよね」 突然の事情聴取、会社は1カ月で倒産した14:00万博花火6千人滞留、100人バス乗れず 協会「タクシーで帰宅を」17:51