論点毎日新聞 2025/7/5 14:00(最終更新 7/5 14:00) 有料記事 1677文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷倉方俊輔・大阪公立大大学院教授=大阪市で2025年6月、上村里花撮影 1970年大阪万博の「レガシー(遺産)」と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、重要文化財に指定されることになった「太陽の塔」だろう。では2025年の大阪・関西万博は、どのようなレガシーを残すのか。 ちまたで盛んに交わされているこの議論に、建築史家で大阪公立大大学院教授の倉方俊輔さんは「万博はモニュメントめいたものではない」と首をかしげる。と同時に、今回の万博を「亜日常」の空間と表現し、現代の社会を映した万博だと高く評価する。「大屋根リング」から若手建築家によるトイレまで、賛否両論を巻き起こした建造物に、倉方さんが見た魅力とは――。 関連記事 ■万博に「一石投じたい」 伊東豊雄さんがEXPOホールに込めた思い ■「建築家の責務とは」 山本理顕さんが一貫して万博の是非を問うわけ日常を少し離れた空間体現 「レガシー」という言葉が近年よく使われるが、私にはピンとこない。万博も建築も、そのようなモニュメントめいたものではないし、近年はますますそうした傾向になっていると思う。 今回の万博はコンパクトで、公園のように「歩いて楽しい万博」なのがいい。会場の中心に位置する「静けさの森」だけではなく、会場内の各所にちょっとした憩いの場がちりばめられている。道を歩いていて、ひょいと曲がると違った風景が見えるといった具合で、ランドスケープ(空間デザイン)を建築と一体で考えた成果だ。 かつての…この記事は有料記事です。残り1084文字(全文1677文字)【時系列で見る】【前の記事】参議院を問い直す関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>