高橋由衣田中韻毎日新聞 2025/6/21 06:00(最終更新 6/21 06:00) 有料記事 2314文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷北海道函館市にあるワイナリー「ド・モンティーユ&北海道」=同社提供 ワイン産地の代表格・仏ブルゴーニュの老舗ワイナリーが、北海道函館市でワイン造りを本格化させている。世界のワイン生産量の半分以上を占め、名産地として知られる欧州から日本に渡った背景には、既存のワイン産地に迫る危機があった。ブルゴーニュで300年の歴史 函館市の市街地から車で約30分。函館湾を眼下に望む標高200~280メートルの丘陵地に約16ヘクタールのブドウ畑が広がる。中心にあるワイナリー「ド・モンティーユ&北海道」は2019年からこの地でブドウの栽培を始めた。屋号は、仏ブルゴーニュで約300年の歴史を持つ親会社のワイナリー「ドメーヌ・ド・モンティーユ」に由来する。 仏東部の内陸に位置するブルゴーニュと違い、渡島(おしま)半島南東部の函館は海洋性気候だ。気温や降水量、地形のいずれも異なる環境だが、現地と同じ、ブルゴーニュ原産の高級品種「ピノ・ノワール」と「シャルドネ」が育てられる。 ここで収穫されたブドウを使ったワインは今年末ごろに初めて販売される予定で、フランスの老舗が新天地で醸造したワインに業界の注目が集まる。「このままでは造れなくなる」 しかしなぜ、北海道に白羽の矢が立ったのか。 中緯度に点在する世界のワイン産地の約9割が消滅の危機にあるという論文が発表されました。危機に立ち向かう産地の取り組みを2回にわたって報告します。 上/仏老舗ワイナリーが北海道に白羽の矢 下/勝沼ブランド期待の星は「黒い絹」 「ブルゴーニュの生産者たちには『このままでは、自分たちが造りたいワインが造れなくなる』という危機感がある」。ド・モンティーユ&北海道のゼネラルマネジャーを務める矢野映(はゆる)さんはこう話す。 ブルゴーニュのブドウ…この記事は有料記事です。残り1593文字(全文2314文字)【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>