毎日新聞 2025/6/21 06:01(最終更新 6/21 06:01) 有料記事 2308文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷新品種「ソワノワール」で試験的に作られた赤ワイン=山梨県甲州市勝沼町で2025年4月16日午後0時18分、田中泰義撮影 国際コンクールで受賞が相次ぐなど、国産ブドウから造った「日本ワイン」の評価が急速に高まっている。だが、その地位を危うくしているのが地球温暖化だ。国内の主産地は生き残ることができるのだろうか。最前線の取り組みを追った。 2024年1月時点で、日本ワインの生産量の約3割に当たる4278キロリットル、ワイナリー数89カ所といずれも日本一を誇る山梨県。とりわけ甲州市勝沼町はワイン造りが地域の主要産業を担ってきた。東西に流れる日川の扇状地にあるため水はけが良く、大きな寒暖差の一方で降水量が比較的少ない気候はブドウ栽培に向いている。 標高約550~600メートルの山腹に、東京ドーム1個分に相当する4・7ヘクタールの敷地に赤ワイン用のブドウ4品種(カベルネ・ソービニヨン▽メルロー▽カベルネ・フラン▽プティ・ベルド)が栽培されている。ワインメーカー大手「メルシャン」(本社・東京)が1984年に開園した日本ワインの一大拠点「城の平ヴィンヤード」だ。国際コンクールで金賞に輝いた日本ワイン「オルトゥス」を世に送り出したのはこの畑だ。 中緯度に点在する世界のワイン産地の約9割が消滅の危機にあるという論文が発表されました。危機に立ち向かう産地の取り組みを2回にわたって報告します。 上/仏老舗ワイナリーが北海道に白羽の矢 下/勝沼ブランド期待の星は「黒い絹」 敷地には、絶滅が懸念される植物キキョウなど200種類以上の動植物が分布する。今年2月には、豊かな生態系であることを証明する環境省の「自然共生サイト」にも認定された。猛暑日3~9倍予想 人間活動と環境保全が両立する理想的ともいえる農地だが、ここにも気候変動の危機が忍び寄る。 甲府地方気象台に…この記事は有料記事です。残り1587文字(全文2308文字)【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>