「雪を資源に」新潟の豪雪地の挑戦 雪室の進化促す「溶けない工夫」

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朝日新聞記事有料記事白石和之2025年6月18日 15時00分南魚沼市役所の南棟(奥)の横に蓄えられた約450トンの雪は、長期保存するために新たに開発した多層シートで覆われていた=2025年5月21日午後0時11分、南魚沼市六日町 新潟県南魚沼市は、毎冬の降雪量が累計で10メートルを超えることも珍しくない豪雪地だ。その雪を資源として利用するため、雪冷熱による冷房システムの構築などを進めてきた。雪を大切に保存する技術の向上にも取り組んでいる。 市役所南棟のすぐ横に4月下旬、台形に整えられた約450トンの雪山が積み上がった。庁舎の敷地に積もった雪を捨てずに集めたものだ。雪山の中で溶けた冷水を南棟に送って循環させ、送風機から26度前後の冷風を出して棟内を冷やしている。 9月中旬ごろまで雪が残るようにするのが目標で、そのために工夫したのが雪山を覆う多層シートだ。市と、テントメーカーの太陽工業が共同開発した。同社は大阪市で創業したテント会社が前身で東京ドームの屋根も手がけた。雪の保存効果を長くするために防水や断熱用のシートを4層に重ねるなど工夫した。「天然の冷蔵庫」 より安価に 雪の屋外での長期保存が可能…関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月18日 (水)日米関税交渉「合意至らず」フリーランス法違反で初勧告大谷翔平が二刀流復帰6月17日 (火)国民民主、野党首位明け渡す2万円給付案の根拠を説明コメ不足でも大量に廃棄6月16日 (月)米首都で異例の軍事パレードイラン国防軍需省にも攻撃地域の文化か ルール違反か6月15日 (日)日鉄のUSスチール買収を承認イラン攻撃 軍とモサド連携か「OTC類似薬」保険適用外に?トップニューストップページへ斎藤知事へ「県民のために間違い認めて」 第三者委委員長の重い決断13:0080代の認知症の入所者2人に性的暴行か 介護職員逮捕、容疑を否認15:00東北新幹線トラブル、新型「E8系」で同日に不具合4件 JR東日本15:00予算30億円「東京宝島」の効果は 評価と疑問視「測定これから」12:00社会から過去と未来が消える 少子高齢化が奪う想像力 東畑開人さん15:00「お互いさま」で給与増 育休中の職員の業務担うと評価、市が新制度11:11