警視庁副総監が大川原社長らに謝罪 東京地検公安部長も 異例の対応

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藤牧幸一 比嘉展玖2025年6月20日 13時09分大川原化工機関係者に謝罪する警視庁、東京地検の幹部ら=2025年6月20日午後1時ごろ、横浜市都筑区、比嘉展玖撮影 不正輸出の疑いをかけられた「大川原化工機」(横浜市)への捜査を違法と認定した東京高裁の判決が確定したことを受け、警視庁の鎌田徹郎副総監と東京地検の森博英公安部長が20日、同社の本社を訪れ、大川原正明社長(76)らに謝罪した。事件捜査をめぐり、警視庁や東京地検の幹部が当事者に謝罪をするのは異例だ。 警視庁の鎌田副総監は「捜査によりご心労ご負担をおかけしたことをおわび申し上げます。このようなことを二度と起こさないように取り組みます」と述べた。 東京地検の森公安部長も「検察官の起訴と勾留請求で多大なるご負担をおかけした。二度とこのようなことが起こらないよう、適正な検察権行使に努めてまいります」と謝罪した。 これに対し、大川原社長は「この謝罪がもっと早く、早い段階でしていただきたかった。二度とこのようなことを起こさない組織にしてほしい」と応じた。 警視庁公安部は2020年3月、同社が製造する「噴霧乾燥機」について、輸出規制があるのに無許可で輸出したとする外国貿易法違反の疑いで3人を逮捕し、東京地検が起訴した。 しかし地検は21年7月、機器が「規制要件に該当しない可能性がある」として初公判直前に起訴を取り消した。 大川原化工機側は同年9月、この捜査の違法性を問う国家賠償請求訴訟を提起。25年5月28日の東京高裁判決は、公安部と地検が追加実験などをしていれば不正輸出に当たらないと判断できたなどとして、逮捕や起訴に「合理的根拠がなかった」と指摘。一審に続き、捜査の違法性を認定し、6月12日に判決が確定した。こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月20日 (金)イラン攻撃「考えはある」山岳遭難が増加、中高年多く世界遺産の大山古墳で新発見6月19日 (木)G7サミット、首脳宣言見送りオンラインカジノ規制強化梅雨なのに猛暑、なぜ?6月18日 (水)日米関税交渉「合意至らず」フリーランス法違反で初勧告大谷翔平が二刀流復帰6月17日 (火)国民民主、野党首位明け渡す2万円給付案の根拠を説明コメ不足でも大量に廃棄トップニューストップページへイスラエルの攻撃でイラン291地点が被害 邦人が多い区域の近くも11:00TOKIO国分太一さんが番組降板 日テレ「問題行為を複数確認」12:04TikTokで「裏ワザ」称してマルウェア配布か 専門家が注意喚起11:00精米にこだわったけど「もう疲れた」 閉業したコメ店主が語った苦悩11:00韓国で日本を「好き」な人が増えた訳 日韓共同世論調査、識者に聞く12:00「私が世話をできなくなったら」 障害ある62歳の息子と92歳の母10:30