奨学金支給、約4万4千人に遅れ 多子世帯の支援拡充で申請増が影響

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島崎周2025年6月20日 13時10分閣議後会見に臨む阿部俊子文部科学相=2025年6月20日午前8時57分、東京都千代田区、島崎周撮影 日本学生支援機構の奨学金で、約4万4千人分の支給(4~6月分)に遅れが生じたことが分かった。多子世帯向け授業料減免の拡充による申請の急増で事務処理が滞った影響という。25日までには支給される予定。 文部科学省が20日に明らかにした。11日に、約138万人に今年度最初の支給を予定していた。遅れた人のうち、2万7千人分は20日までに支給済みで、その他の人も25日までに支給を予定。生活費の工面が難しいなど、迅速な支給が必要な事情がある学生には個別に対応しているという。 同機構の奨学金の申請は約51万件(5月末時点)で、昨年同期より31万件多い。多子世帯向けの授業料減免が広がった影響とみられている。 阿部俊子文部科学相は20日の閣議後会見で「学生への支援が遅れるという事態はあってはならないこと。学生らにしっかりと支援を届けることができるよう、引き続き同機構に対応を求める」と話した。 3人以上の子を扶養する多子世帯の大学授業料を減免する制度は、今年度から所得制限をなくし、新たに学生41万人(推計)が対象となった。「期間内に申請できなかった」という学生の相談が多くあることから、申請を6月末まで受け付けるよう、文科省が各大学に通知を出している。この記事を書いた人島崎周東京社会部|文部科学省担当専門・関心分野性暴力、性教育、被害と加害、宗教、学び、人権こんな特集も教育情報(PR)注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月20日 (金)イラン攻撃「考えはある」山岳遭難が増加、中高年多く世界遺産の大山古墳で新発見6月19日 (木)G7サミット、首脳宣言見送りオンラインカジノ規制強化梅雨なのに猛暑、なぜ?6月18日 (水)日米関税交渉「合意至らず」フリーランス法違反で初勧告大谷翔平が二刀流復帰6月17日 (火)国民民主、野党首位明け渡す2万円給付案の根拠を説明コメ不足でも大量に廃棄トップニューストップページへイスラエルの攻撃でイラン291地点が被害 邦人が多い区域の近くも11:00TOKIO国分太一さんが番組降板 日テレ「問題行為を複数確認」12:04TikTokで「裏ワザ」称してマルウェア配布か 専門家が注意喚起11:00精米にこだわったけど「もう疲れた」 閉業したコメ店主が語った苦悩11:00韓国で日本を「好き」な人が増えた訳 日韓共同世論調査、識者に聞く12:00「私が世話をできなくなったら」 障害ある62歳の息子と92歳の母10:30