尖閣周辺の中国公船、最多の連続216日確認 海保発表に変化も

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有料記事金子和史 増山祐史2025年6月22日 10時38分沖縄県・尖閣諸島の周辺海域で、中国海警局所属の船(奥)を警戒する海上保安庁の巡視船=同庁提供 沖縄・尖閣諸島沖の領海に接する接続水域で22日、中国海警局に所属する公船「海警」の航行が確認された。中国公船の確認は、この日で216日間連続となり過去最多を更新した。海上保安庁は毎回巡視船で、領海内へ侵入しないよう警告を繰り返している。 海保によると、尖閣諸島では2012年の国有化以降、中国公船の接続水域内での航行が急増。これまでの連続日数は2023年12月22日から24年7月23日までの215日が最多だった。24年は、年間の航行も355日と過去最多を更新しており、今年もそれに匹敵するペースだという。 今年5月には、領海内で公船に搭載された海警局のヘリコプターが飛び立ち、約15分間にわたって領空侵犯する事案も起きた。海警局のヘリによる領空侵犯は初めてだった。領海内では日本の漁船に接近するなどの事案も増加傾向にある。 海保によると、尖閣沖での航行が増加した要因は、尖閣諸島の領有権を主張する中国側が態勢を強化し、悪天候でも航行できるよう船舶を大型化したことにあるという。海保幹部は「接続水域や領海への侵入は常態化し、漁船への接近や追跡なども年々エスカレートしている」と話した。「砲らしきもの」→「砲」 海保発表にじわり変化 中国の海洋進出をめぐっては…この記事を書いた人金子和史那覇総局専門・関心分野沖縄、平和、事件、司法増山祐史東京社会部|国土交通省担当専門・関心分野運輸行政、事件事故、独占禁止法、スポーツこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月22日 (日)米、日本防衛費GDP比3.5%要求東京都議選、きょう投開票BTSメンバー全員、兵役終了6月21日 (土)証券口座乗っ取り 対策強化へ警視庁副総監ら、異例の謝罪国会が事実上閉幕 参院選へ6月20日 (金)イラン攻撃「考えはある」山岳遭難が増加、中高年多く世界遺産の大山古墳で新発見6月19日 (木)G7サミット、首脳宣言見送りオンラインカジノ規制強化梅雨なのに猛暑、なぜ?トップニューストップページへ茨城のネコでSFTS陽性、関東で初か マダニ媒介感染症リスク拡大5:00ベラルーシが日本人2人を含む14人解放 米特使が交渉1:09口座乗っ取り、金融庁「全額」補償の意向か 証券会社反発で調整難航9:00死亡ひき逃げ、検審が「不起訴不当」を議決 「検察官の判断に疑問」10:00地面師ドラマの「ハリソンではない」 14億円詐欺容疑者の真意は9:00大学がなくなった街 あきらめきれない誘致に、新たな「学びの策」7:00