16歳、家族を手にかけた 「集団自決」生き残る恐怖【アーカイブ】

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朝日新聞連載アーカイブで読む証言・沖縄戦記事有料記事聞き手・木村司2025年6月22日 10時00分 沖縄・渡嘉敷島出身の金城重明さんが「集団自決」の体験を、子どもたちへのメッセージとともに語りました。当時85。戦後70年が近づくなかでの証言です。【2014年6月19日朝刊(西部本社版)】 16歳のときの話です。1945年3月27日。わたしが住んでいた渡嘉敷(とかしき)島に米軍が上陸しました。 島のあちらこちらに隠(かく)れていた住民に対し、日本軍から、軍の陣地近くに集まれと命令がありました。戦うのは軍人であり、住民は安全な場所へ避難(ひなん)させるのが当たり前なのに、です。 軍から手投(てな)げ弾(だん)を渡されていた住民がいました。「敵にあったら1発は投げ込み、1発で自決(じけつ)しろ」と言われていました。食料や物資の重みに耐えながら渡嘉敷島の坂道を上る第10陸軍第77師団の米兵たち=1945年3月26日、沖縄県公文書館所蔵 夜。激しい雨の降るなか、数百人の住民が集まりました。谷に身を潜(ひそ)めます。米軍が近づいてくる。怖くて仕方ありません。 村長が「天皇陛下(へいか)…この記事を書いた人木村司東京社会部次長|宮内庁、法務省、メディア専門・関心分野沖縄現代史、沖縄戦関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月22日 (日)米、日本防衛費GDP比3.5%要求東京都議選、きょう投開票BTSメンバー全員、兵役終了6月21日 (土)証券口座乗っ取り 対策強化へ警視庁副総監ら、異例の謝罪国会が事実上閉幕 参院選へ6月20日 (金)イラン攻撃「考えはある」山岳遭難が増加、中高年多く世界遺産の大山古墳で新発見6月19日 (木)G7サミット、首脳宣言見送りオンラインカジノ規制強化梅雨なのに猛暑、なぜ?トップニューストップページへ茨城のネコでSFTS陽性、関東で初か マダニ媒介感染症リスク拡大5:00ベラルーシが日本人2人を含む14人解放 米特使が交渉1:09口座乗っ取り、金融庁「全額」補償の意向か 証券会社反発で調整難航9:00死亡ひき逃げ、検審が「不起訴不当」を議決 「検察官の判断に疑問」10:00地面師ドラマの「ハリソンではない」 14億円詐欺容疑者の真意は9:00大学がなくなった街 あきらめきれない誘致に、新たな「学びの策」7:00