カジキとコバンザメの関係、実は対等だった? 福島の水族館が新発見

Wait 5 sec.

有料記事西堀岳路2025年6月22日 10時00分【動画】バショウカジキのえらに出入りするヒシコバン=アクアマリンふくしま提供 大型魚の腹に頭の吸盤でくっつくコバンザメ。大型魚にとっては利点がないとされていたが、ある一種が、大型魚のえらの中にすみ込み、専属の「掃除係」として共生していることが、福島県いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」の研究で初めて分かった。 コバンザメは大型魚にくっつくことで、移動や食事のおこぼれにあずかり、他の魚に狙われる確率も減る。その行動が権力者や成功者にすり寄る人に比喩的に使われる。 一方、大型魚にとっては高速で泳ぐ際に邪魔になったり、吸盤でくっついた皮膚が炎症を起こしたりするなど、コバンザメ側が得をするのが定説とされた。 それを覆したのが、バショウカジキとコバンザメの一種「ヒシコバン」との関係だ。バショウカジキのえらに出入りして体表の寄生虫などを食べるヒシコバンの動きの例=アクアマリンふくしま提供 外洋を最高時速30キロで泳ぎ、飼育も観察も難しいとされるバショウカジキ。9年間の研究の末、同館が飼育展示に成功したのは2009年で、やがて係員が、同魚のえらからヒシコバンが出入りしているのに気づいた。 漁獲されたジンベエザメやマ…こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月22日 (日)米、日本防衛費GDP比3.5%要求東京都議選、きょう投開票BTSメンバー全員、兵役終了6月21日 (土)証券口座乗っ取り 対策強化へ警視庁副総監ら、異例の謝罪国会が事実上閉幕 参院選へ6月20日 (金)イラン攻撃「考えはある」山岳遭難が増加、中高年多く世界遺産の大山古墳で新発見6月19日 (木)G7サミット、首脳宣言見送りオンラインカジノ規制強化梅雨なのに猛暑、なぜ?トップニューストップページへ茨城のネコでSFTS陽性、関東で初か マダニ媒介感染症リスク拡大5:00ベラルーシが日本人2人を含む14人解放 米特使が交渉1:09口座乗っ取り、金融庁「全額」補償の意向か 証券会社反発で調整難航9:00死亡ひき逃げ、検審が「不起訴不当」を議決 「検察官の判断に疑問」10:00地面師ドラマの「ハリソンではない」 14億円詐欺容疑者の真意は9:00大学がなくなった街 あきらめきれない誘致に、新たな「学びの策」7:00