自然が「スタジオ」に 山中の神社や森、コスプレーヤーに人気

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毎日新聞 2025/6/20 10:00(最終更新 6/20 10:00) 1189文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷人気キャラクターの気分になって撮影を楽しむ人たち=兵庫県丹波篠山市大山地区で2025年3月7日午後0時20分、幸長由子撮影写真一覧 漫画やアニメのキャラクターに扮(ふん)したコスプレーヤーに、兵庫県丹波篠山市の山あいにたたずむ神社や森を撮影の場に使ってもらう取り組みが人気を呼びつつある。隣町の若手起業家が2024年10月に始め、約7カ月で延べ約500人が利用。古民家をゲストハウスにする計画も進めており、6月末まで費用をクラウドファンディング(CF)で募っている。 同市大山地区の「森のフォトスタジオ~丹波~」。丹波市の土田翔大(しょうだい)さん(30)が始め、25年4月には事業会社「カケルタンバ」を設立した。Advertisement 土田さんは丹波市のプラスチック部品製造会社の後継ぎで、人口が減少する丹波地域の現状に「家業の存続のためにも、地域の活性化は欠かせない」と考えていた。24年6月ごろに同じように活性化を模索していた大山地区の地域振興団体メンバーとつながり、地区を歩いた。ゲストハウスに改修する予定の日本家屋を紹介する土田翔大さん=兵庫県丹波篠山市園田分で2025年6月9日午前10時35分、幸長由子撮影写真一覧 立ち寄ったのが、集落の奥の苔(こけ)むした小さな神社。名の知られた神社ではなかったが「きれいだな」と素直に思い、思わずスマホで撮影。「ありのままの自然が『スタジオ』にならないかな」とひらめいた。 自身の交流サイト(SNS)でアイデアを披露すると、コスプレーヤーの人たちから反響があった。自然の中で撮影をしたいが、所有者の許可を取らなければならず、個人ではハードルが高いこと、許可が取れても近くに更衣室やトイレがなく苦労しているという声が寄せられた。 土田さんは、地区の神社や森計3カ所を、所有者らと契約して「スタジオ」に設定。地域の公民館をトイレや着替え場所にしており、利用者は有料で撮影を楽しめる。フォトスタジオの一つを使って撮られた作品=森のフォトスタジオ丹波提供写真一覧 開始直後から、人通りがほとんどない環境が逆に「神聖さが増す」と好評で、サービスの開始直後から、SNSで話題に。季節を変えてリピートする人もおり、人気にあるゲームやアニメの「刀剣乱舞」や「鬼滅の刃(やいば)」などの登場人物になって楽しんでいるという。 川西市から夫婦で訪れた利用者は「すてきなロケーションでインスピレーションが湧きますね」と、アニメ「忍たま乱太郎」のキャラクターに扮して場所を変えながら撮影していた。土田さんは「地域にとっては当たり前の自然が、資産になる。他の地域でも活性化策になるのでは」と手応えを感じている。 ゲストハウスにする古民家は築180年。土田さんが借りて、改装する。利用者はこれまで日帰りや他地域で宿泊していたといい、宿泊場所を用意することで翌日は丹波地域を巡ることもでき観光振興にもつながると期待。海外のコスプレーヤーにもアピールできるといい、土田さんは「コスプレは日本を代表する文化。丹波が撮影の聖地になるよう、一緒に支えてほしい」と支援を呼びかける。 クラウドファンディングはCFサイト「キャンプファイヤー」で、目標額は200万円。問い合わせは「カケルタンバ」(090・5464・6002)。【幸長由子】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>