和歌山の「北ぶらくり丁」がアーケード撤去へ 商店街再生へ議論

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毎日新聞 2025/6/24 08:30(最終更新 6/24 08:30) 1156文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷アーケード(上部の屋根)を撤去する方針が決まった北ぶらくり丁商店街=和歌山市で2025年6月16日午後5時2分、安西李姫撮影 全国的に商店街のアーケードを撤去する動きがある。ライフスタイルの変化によって人通りが減った商店街に、再び活気を取り戻すにはどうしたら良いか。和歌山市の北ぶらくり丁商店街振興組合は2027年度をめどに、半世紀以上にわたって市民生活を見守ってきた商店街のアーケードを撤去する方針を決めた。老朽化が課題に2023年に実施した道路空間活用の社会実験のようす=和歌山市提供 和歌山市の中心部を象徴するぶらくり丁商店街。振興組合などによると、そのルーツは江戸時代にさかのぼる。北ぶらくり丁は丸正百貨店(現在のフォルテワジマ)の繁栄などで1970年代以降も多くの買い物客を集めたが、大型商業施設の台頭もありバブル崩壊後はシャッターを閉めた店が増えていった。Advertisement 最盛期は60店舗ほどが軒を連ねたが、近年はインターネットショッピングの普及も追い打ちをかけた。そんな中、マルシェ開催などの地道な取り組みで新規出店数を伸ばしてきた北ぶらくり丁。2021~24年には18店舗が新たに出店し、入れ替わりはあるものの、現在24店舗が営業している。「昭和レトロ」の人気も背景に、おしゃれなカフェがオープンするなどした。 一方、1971年に設置したアーケードが老朽化し、維持管理が課題に。アーケードは雨にぬれず買い物ができる、商品がぬれないといったメリットがある一方で維持費用が組合員の負担となる他、老朽化による雨漏りなどの実害も出始めていた。振興組合は2024年3月に撤去する方針を決め、組合員からも理解が得られたとしている。市が道路設計へ 和歌山市は6月補正予算案に、北ぶらくり丁におけるアーケード撤去後の道路詳細設計の事業費として、2356万円を盛り込んだ。今後、企画内容を総合的に審査する「公募型プロポーザル方式」で業者を選定し、“歩きたくなる道路”の設計に向けた協議を進めていく。 市都市再生課によると、アーケード下の市道は雨にぬれないことを想定しているため、撤去前に道路の排水整備などが必要という。23年10月に北ぶらくり丁で実施した社会実験では、机やベンチを置いた緑のある道路空間が好評で「引き続き組合と話し合い、居心地の良い空間を目指したい」としている。 和歌山市は先行事例として、広島県福山市の本通商店街を挙げる。同商店街は15年にアーケードを大規模改修。太陽光が入るようになったことで明るさが増し、空き店舗の解消にもつながったという。福山市の担当者は「アーケードを撤去しただけでなく、市民参加型のイベントを行えるように道路整備したことが大きい」と話す。 北ぶらくり丁商店街振興組合の桑島英樹理事長(59)は「家族連れや近隣住民が気軽に来て、買い物や食事など全ての用事が済むような商店街が理想。(アーケードの撤去を)新しい世代が動き出すきっかけにしたい」と期待している。【安西李姫】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>