学会員の「F取り」、日本の人口の3倍? 「卒アル片手に電話」

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毎日新聞 2025/7/2 06:00(最終更新 7/2 06:00) 924文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷創価学会の施設=東京都新宿区で2023年11月18日午後4時25分、和田大典撮影 「F取り」――。 創価学会員が選挙の際、友人や知人に公明党の候補者に投票するよう依頼することをこう呼ぶ。 複数の元学会員によると、「F」とはフレンドのことで、何人に声をかけたのか創価学会の地区組織に報告していたという。 3日公示の参院選で、あなたも声をかけられるかもしれないF取り。それは一体、どういうものなのか。「週に1回報告した」と元学会員 F取りを20年以上してきたという元学会員の60代女性(関西在住)の話では、選挙が近づくと毎週月曜に地域の会合が開かれた。Advertisement 日曜は仕事が休みのためF取りの活動をする人が多く、その翌日に報告会が設定されたとみられる。 地域の幹部から「F何人?」と報告を求められ、学会員らは「100人」「200人」などと1週間に声をかけた人数を順番に答えていたという。 女性は選挙の度、卒業アルバムを開いて片っ端から電話をかけたり、近所の知人らに投票を依頼したりした。 「他の学会員も、私と同じ人に頼んでいたので、1人につき10人ぐらいの学会員が頼んでいたと思う。『入れとくよ』と言ってくれた人も実際に票を入れるかは分からない。F票の報告はずっと疑問だった」大事なのは「F」ではなく……創価学会員に配られている「友好拡大シート」。参院選などに向け、より多くの人脈を掘り起こすためのツールとしての活用が呼びかけられている=関係者提供 「間違いないっ!」のフレーズで一世を風靡(ふうび)した元お笑い芸人で、親が学会員の「学会2世」である長井秀和さん(55)は「F取りは他の学会員と重複したり、エア(見せかけ)の報告をする人もいたりする。笑い話だが、F票をすべて合わせると3億を超えると言われていた。日本の人口を1億人とすると、その3倍です」と話す。 半世紀前から約20年間、公明の選挙に携わった関西の元学会幹部の70代男性によると、各地域から上がってくるF票の重複は織り込み済みだった。当時、F票は「0・001%」でカウントしていたという。 この元幹部によると、重要なのはF票よりも、F取りを活動してくれる人の数だった。 こうした活動家は、頭文字を取って「K」と呼ばれていたといい、元幹部は「Kは必ず投票に行ってくれるし、熱心に活動してくれる。大事なのはFの数ではなくKの数。選挙ではF取りをしてくれる人をどれだけ増やすかがカギだった」と振り返った。【遠藤浩二】【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>