毎日新聞 2025/7/2 11:30(最終更新 7/2 11:30) 1210文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷パチンコ業界からは阿部恭久氏が組織内候補として立候補する。業界の政治団体の集会で、拳を突き上げる業界幹部ら=東京都文京区で2025年5月7日、阿部やすひさ後援会のフェイスブックより 組織の利益を代弁する業界団体の守護神――。 参院選では、「組織内候補」と呼ばれる業界団体や労働組合の候補者が出馬するのが特徴だ。 参院選の比例代表は、全国11ブロックに分かれている衆院選の比例代表と異なり、日本列島が一つの選挙区になる。 このため、全国に組織を張り巡らせる団体にとっては、組織票を発揮する絶好の機会だ。 パチンコ業界も初めて組織内候補を擁立する、3日公示の参院選。組織内候補たちの独自の戦いも注目される。Advertisement自民からは「業界」背負う12人 124議席が改選となる今回の参院選では、全国45の選挙区(改選議席数74)と比例代表(改選議席数50)の選挙が行われる。 比例代表は国内の選挙で唯一、全国民が同じ候補者の中から投票対象を選ぶ仕組みだ。 このため、知名度の高いタレントを擁立する傾向があり、今回もさまざまな著名人を各党が擁立する。 その陰で、一般人にはほとんど名前が知られていない組織内候補が立候補する。 毎日新聞が集計したところ、今回の参院選比例代表への出馬が見込まれる業界団体や労働組合の組織内候補は、少なくとも、自民党12人▽立憲民主党6人▽国民民主党4人――の計22人。 自民からは、圧倒的な集票力を誇る任意団体「全国郵便局長会(全特)」や、コメ価格の高騰問題で政府との関係が揺れる農協(JA)グループ、日本医師会、全国建設業協会などの業界団体が、それぞれ候補を立てる。 中でも異色なのが、初めて組織内候補の擁立に踏み切ったパチンコ業界だ。2025年参院選で「組織内候補」を擁立予定の業界・団体 出馬するのは、パチンコ店の最大業界団体「全日本遊技事業協同組合連合会」理事長で、政治団体「全日本遊技産業政治連盟」前会長のパチンコチェーン社長(66)。 2024年末の公認決定以来、全国行脚を続けており、「業界の規制緩和や税制優遇のために政治の力が必要だ」と業界に利益誘導する姿勢を隠そうともしない。旧民主党系の10人は全員が労働組合 一方の野党側は、日本労働組合総連合会(連合)傘下の産別労組が、旧民主党系の立憲と国民民主に分かれて計10人を擁立する見通しだ。現職が8人を占め、組織を挙げて議席維持を狙う。 立憲からは「日本教職員組合」や自治体職員の労組「自治労」などの6人。国民民主からは、自動車関連産業の労組「自動車総連」や電力大手職員による「電力総連」などが推薦する4人が立候補を予定する。 参院選の比例代表は、優先的に当選する「特定枠」の候補を除き、各党の中で個人名が書かれた票数が多かった順に当選する。ここも、名簿掲載順で当選する衆院選の比例代表と違う点だ。 当選ラインの個人名得票数は党ごとに大きく異なり、前回22年参院選は、自民約11万8700票(獲得議席18)▽日本維新の会約3万3500票(同8)▽立憲約11万1700票(同7)▽公明約26万8400票(同6)▽国民民主約21万1700票(同3)――などだった。【春増翔太】【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>