エムポックスウイルスの排出期間を予測 感染拡大防止に期待

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毎日新聞 2025/7/3 03:00(最終更新 7/3 03:00) 660文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷エムポックスウイルスの電子顕微鏡写真=国立感染症研究所提供 エムポックス(サル痘)ウイルスに感染し、皮膚に発疹が出たタイミングで血液検査をすることで、感染力を持ったウイルスを排出する期間を予測できることが分かったと、名古屋大の岩見真吾教授(数理科学)らの研究チームが発表した。予測に基づいて適切に隔離することで、感染拡大を抑えることができると期待される。 エムポックスは、皮膚に現れる水疱(すいほう)や、のう疱にウイルスが含まれ、接触や性交渉などで感染が広がる。致死性が高いクレード1と、比較的低いクレード2があり、欧米や日本では2022年からクレード2が流行した。24年からはクレード1がアフリカや東南アジアで流行している。Advertisement 今回は07~11年にクレード1に感染した約150人のデータを解析した。皮膚に発疹が出始めた段階で、血液1ミリリットル中のウイルス量が4万個を超えると、発疹が消失し感染性のウイルスを排出しなくなるまでに平均36日かかった。同4万個を下回ると平均28日で、1週間強の差が出た。 これまで患者の病状の変化について詳しい分析はなく、症例報告などにとどまっていた。今回、患者を発症初期に二つのグループに分けられることが明らかになり、排出期間の長いグループの患者の適切な隔離が感染拡大を抑制する上で重要になる可能性がある。 チームのメンバーで国立国際医療センターの石金正裕医師は「発疹から細菌が入り、菌血症となって重症化することもある。治療面からも予測は重要だ」と話す。 成果は3日付の米医学誌サイエンス・トランスレーショナル・メディシンに掲載された。【渡辺諒】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>