塀の中で繰り返す「理不尽」 15年変わらず、運転免許を失う人々

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毎日新聞 2025/6/26 08:00(最終更新 6/26 08:00) 有料記事 2675文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷塀の中で繰り返される、運転免許を巡る「理不尽」 運転免許は失効しても、「やむを得ない理由」があれば、一定期間中に学科や実技の試験を受けずに再取得できる。 服役中の受刑者にも、その機会が認められている。 だが、「不合理」な区別によってその機会を与えられない人たちがいる。 少なくとも15年前から、改善を求められている法務省の姿勢は変わらない。 塀の中で、「理不尽」が繰り返されている。【塚本紘平、山口朋辰】 <主な内容> ・「なぜこんな目に……」 ・怒りをぶつける場所が分からず ・国会でも質疑、「どう考えても不合理」 ・「改めて司法に問いたい」ハンドル握る未来、描けず 「これまで運転免許があったからこそ、生きてこられた」 トラックドライバーだった男性(54)は自身の半生をそう振り返る。 中学校を卒業すると、建材を運搬するトラックの助手席に座った。 その後、19歳で運転免許を取得し、運送会社で働き、北は宮城県、南は大分県まで荷物を運んだ。 一晩中、トラックを走らせて目的地にたどり着いた時の達成感は「ひとしお」だったという。 インターネットの通信販売が盛んになり、国内の物流量は増加する一方で、ドライバーが減り続けている昨今。 「私のような人間でも、社会に『必要とされている』と思うこともあり、更にやりがいを持つようになっていました」 男性は名古屋刑務所で服役している受刑者で、満期出所の予定は7年半後だが、社会復帰した際は、再びハンドルを握って生活したいと思っていた。 ただ、今はそんな未来を描けなくなったという。 なぜか。 男性の代理人を務める大野鉄平弁護士は、こう主張する。 「裁…この記事は有料記事です。残り2003文字(全文2675文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>