有料記事森下裕介2025年7月1日 10時43分日本に送還された小島智信被告(中央)=2023年2月9日午前5時22分、羽田空港、山本裕之撮影 フィリピンを拠点とした特殊詐欺グループが「ルフィ」などと名乗り、実行役に強盗などを指示していたとされる事件で、グループ幹部の1人とされる小島智信被告(47)の裁判員裁判の初公判が1日、東京地裁で始まった。小島被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。 フィリピンから送還され逮捕・起訴されたグループ幹部4人の中で、公判が開かれるのは小島被告が初めて。 小島被告は、2022年10月に東京都稲城市の住宅で、30代女性らが粘着テープで縛られて暴行され現金約3500万円などが入った金庫が奪われた事件や、同年11月の山口県岩国市の強盗未遂など計3件の強盗事件に関与したとして、強盗致傷幇助(ほうじょ)罪などで起訴された。 小島被告は、各事件の実行役を集める「リクルーター」役を務めたとみられる。 強盗事件のほかに、グループが起こした2件の特殊詐欺事件でも起訴されている。全容見えない犯行グループ 幹部は何を語るのか 小島被告らのグループが注目…【はじめるなら今】記事読み放題のスタンダードコース1カ月間無料+さらに5カ月間月額200円!詳しくはこちらこの記事を書いた人森下裕介東京社会部|裁判担当専門・関心分野司法、刑事政策、人権「闇バイト」犯罪「短時間・高収入」などとうたい、特殊詐欺の受け子や強盗の実行犯として利用される「闇バイト」が全国各地で多発しています。最新のニュースや解説をお届けします。[もっと見る]こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ7月1日 (火)米、車関税の見直しに否定的企業・団体献金 96%が自民に「組織的な価格調整」を認定6月30日 (月)最後のH2Aロケット、成功イランと交戦中もガザへ攻撃万博の来場者、過去最多に6月29日 (日)教育の場で相次ぐ性暴力混沌とする米関税交渉の行方EU、ウナギの取引規制を提案6月28日 (土)座間9人殺害 死刑執行生活保護引き下げ「違法」和歌山のパンダ4頭、中国返還トップニューストップページへ大企業製造業の景況感が2期ぶり改善 非製造業は悪化 6月日銀短観10:44消費減税「行うべきでない」46社、経営トップは慎重 100社調査6:00トランプ氏「日本は米不足なのに米国産受け取らず」 相次ぐ日本批判6:27転校理由を「家庭の都合」に いじめ被害生徒の文章、教員が書き換え6:30会議中に倒れた50歳 部長職を離れ「救われた命」で追いかける夢8:00エースの手術、そのとき仲間は 危機感が生んだ「日本一の投手陣」10:30