終戦80年 原爆投下した「B-29」展示に垣間見た“根強い米世論”とは? 近々変更の計画も

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終戦80年 原爆投下した「B-29」展示に垣間見た“根強い米世論”とは? 近々変更の計画も | 乗りものニュース 2025.02.24大塚圭一郎(共同通信社経済部次長・鉄旅オブザイヤー審査員)tags: B-29「スーパーフォートレス」, アメリカ軍, ミリタリー, 施設, 航空, 軍用機アメリカ軍の爆撃機「エノラ・ゲイ」が広島市に原子爆弾を投下してから、間もなく80年を迎えます。同機は2025年現在、ワシントンDC近郊の博物館で保存・展示されていますが、そこに至るまでには紆余曲折がありました。「晴嵐」も残る世界屈指の「飛びもの」博物館 第2次世界大戦末期の1945年8月6日午前8時15分、B-29大型爆撃機「エノラ・ゲイ」が広島市に原爆「リトルボーイ」を投下しました。広島市によると同年末までの4か月あまりで約14万人が亡くなったと推計されています。さらに大勢の市民が原爆の熱線や爆風、放射線による病気やけがに苦しんできました。拡大画像1945年、テニアン島の飛行場でB-29爆撃機「エノラ・ゲイ」とともに写真に収まる乗組員たち(画像:パブリックドメイン)。 筆者(大塚圭一郎:共同通信社経済部次長)は以前、アメリカの首都ワシントンDCで勤務している際、現存する「エノラ・ゲイ」の見学を目的の1つとして、ワシントン近郊にあるスミソニアン航空宇宙博物館別館「スティーブン・F・ウドバーヘイジー・センター」(バージニア州)を訪れたことがあります。 この博物館は、ANA(全日本空輸)の羽田空港と結ぶ路線も発着するワシントン・ダレス国際空港の付近にあり、ライト兄弟による世界初の有人動力飛行から100年を迎えた2003年に開館しました。 広さは約7万1000平方メートルと福岡ドームにほぼ匹敵する大きさで、屋内にはアメリカ航空宇宙局(NASA)の宇宙往還機「スペースシャトル・ディスカバリー」や、航空会社エールフランスが運航していた超音速旅客機「コンコルド」、第2次大戦中に愛知航空機(現・愛知機械工業)が製造した水上攻撃機「晴嵐」の世界で唯一現存する機体など、航空宇宙分野の博物館としては世界屈指のコレクションを誇ります。入館は無料で、運営するスミソニアン協会によると2024年に約120万人が訪れました。【次ページ】簡潔な説明文の裏に隠された複雑な背景【現存唯一!】これが旧海軍「晴嵐」爆撃機です(写真)いざ「EXPO 2025 大阪・関西万博」 阪神高速はどんな姿で迎えるのか?いいね「日本最長の路線バス」さらに延長! 奈良交通「大仏新宮線」特別運行 所要時間スッゲー!!!活用法が明らかに! 京都丹後鉄道へ移籍の「キハ85系」 JR西日本で現車講習も実施新幹線チャイム「AMBITIOUS JAPAN!」7月20日に終了 20年の歴史にいよいよ幕どうしてこんなに地味なんだろう「JR草津線」 国鉄型も静かに消えた京都の近郊線 実は“134歳”小田急バス長大路線「渋谷~調布」大幅縮小へ 世田谷通り都区内から小田急バスほぼ消えるもっと見るこちらの機能は会員登録すると利用できます。新規会員登録(無料)ログインこちらの機能は有料会員限定の機能になります。クレジット決済なら、2週間無料!2週間無料プレミアム会員登録