鬼怒川水害、高裁も国に賠償命令 住人「でも、勝ったとは言えない」

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朝日新聞記事有料記事鹿野幹男 原田悠自2025年2月27日 5時30分控訴審判決を受け、記者会見する原告団のメンバー=東京・霞が関 茨城県常総市で2015年、豪雨で鬼怒川が氾濫(はんらん)した水害をめぐり、被害を受けた住民ら20人が国に約2億2千万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が26日、東京高裁であった。中村也寸志裁判長(村田斉志裁判長代読)は、一部の地区について国の河川管理の瑕疵(かし)を認めた一審・水戸地裁判決を支持し、国に約2800万円の賠償を命じた。 15年9月10日の「関東・東北豪雨」では鬼怒川の堤防が決壊するなどし、同市内の3分の1が浸水。13人の災害関連死を含む15人が亡くなり、5千棟以上の家屋が全半壊した。 22年7月の一審判決は、堤防と隣接し、堤防と同様の役割を果たしていた同市若宮戸地区の砂丘について、開発行為が制限される「河川区域」に指定する義務を国が怠ったと判断。その結果、事業者が砂丘を掘削して地盤が下がって水があふれたとの住民側の訴えを認めた。■高裁も地区ごとに不備の有無…この記事を書いた人鹿野幹男水戸総局|つくば地区担当専門・関心分野関心分野=教育、選挙、地方自治、地方創生原田悠自水戸総局|キャップ専門・関心分野調査報道、社会問題、事件・事故・裁判関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ2月27日 (木)国民民主、与党案を拒否兵庫維新、県議2人を処分「ヘイト本」は置かなかった2月26日 (水)高校授業料の無償化に合意ウクライナ戦闘終結決議採択「進研ゼミ」生成AIを搭載へ2月25日 (火)ドイツで右翼躍進、第2党に立憲民主、「埋没」に危機感陥没事故後、各地で不審電話2月24日 (月)ウクライナ侵攻から3年SNSなりすまし 一斉提訴へ米軍の制服組トップを解任トップニューストップページへ5月の結婚式「できなくなりました」 式場の元社長逮捕、営業停止に21:20三井住友海上、デジタル給与払いを導入へ 大手金融機関の表明は初6:00絶望収容所に見た「真の権力」 シリアの「一九八四年」が残したもの6:00吉本ばななさん名で偽の電子書籍、削除 「まさかこんなに堂々と」20:00「維新全体のイメージ悪く」 兵庫の情報漏洩、後手に回り結局除名16:40「年収の壁」強気崩さなかった国民民主 自民「仲良くけんか別れだ」21:04