BeMe:子持ち様と言われないよう努めているが…仕事と子育ての両立に限界

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BeMe 私らしく毎日新聞 2025/2/25 16:00(最終更新 2/25 16:00) 有料記事 3111文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷子どもを抱っこする関東地方の保育士、小島春美さん=2025年1月、御園生枝里撮影 SNS(ネット交流サービス)上で、子育てをしながら働く人を「子持ち様」とやゆして批判する投稿が後を絶たない。 子育て中の人が子どもの発熱などを理由に仕事を休んだ場合、職場の同僚が見返りなしで業務を肩代わりするケースが多く、同僚の不満が批判につながっていると指摘される。 しかし、子育てする側を取材すると、本人たちが社会的に優遇されているとは言い切れない現実も浮かぶ。 SNS上で広がる「子持ち様」批判。子どもがいる人、いない人がそれぞれに抱える生きづらさを解消するにはどうすればいいのか。当事者、著名人、専門家らを取材し、その答えを探ります。当事者を取材したこの記事は2回に分けて掲載します。 前編 不満の原因は子どもがいる人ファースト? やまない「子持ち様」批判子が発熱しても「何時に来られる?」 未就学児の娘2人がいる関東地方の保育士、小島春美さん(36)=仮名=が勤める保育園は午後5時過ぎに終わる勤務が基本だが、早朝保育や延長保育に交代で当たるため終業時間が午後5時前、午後6時過ぎ、午後7時過ぎになる日もある。 保育士の人数に余裕はなく、一人でも休めば同僚に大きなしわ寄せがいくことは避けられない。 「子どもが発熱して……」 同じく子育て中の同僚女性が以前、子どもの発熱を理由に電話で休みを申し出ようとしたところ、上司に「何時に来られる?」と話を遮られたことがあったという。 結局、女性はすでに仕事に出ていた夫に帰宅してもらい、子どもを預けて出勤せざるを得なかった。 小島さんも、子どもが体調不良になったときは実家に預けるなどして対応し、これまでに休みを取ったことは数えるほどしかない。 子どもの症状が重くてやむを得ず休んだときも、育児・介護休業法に基づく子の看護休暇を後日申請しようとした際、「事前申請しか受け付けない」と園側に拒否された。時短申し出ても「みんな大変」と拒否 同法に基づく短時間勤務制度もあるが、月数回の人手に余裕がある日しか使わせてもらえない。しかも、終業時間より30分早く帰れるだけだ。 にもかかわらず、「みんなより働いていない」という目で見られるため、小島さんは制度を利用したことがない。 60分以上の時短を申し出た別の同僚女性は「子育てをしている人だけが大変なのではない。介護をしている人も自分の体調が悪い人も、みんな大変なんだから」と話をすり替えられ、利用を認めてもらえなかったという。 「『子持ち様』と言われないよう、職場ではできる限りのことをしようと意識しているのですが……」 そう語る小島さんは、仕事と子育ての両立に限界を感じている。 会議などで日常業務が後回しになったり、子ども同士のトラブルを保護者に説明する必要が生じたりして残業することはし…この記事は有料記事です。残り1965文字(全文3111文字)【前の記事】不満の原因は子どもがいる人ファースト? やまない「子持ち様」批判関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>