朝日新聞記事有料記事鹿野幹男 原田悠自2025年2月26日 14時37分高裁判決後、「勝訴」と書かれた旗を掲げる原告ら=2025年2月26日、東京・霞が関 茨城県常総市で2015年、豪雨で鬼怒川が氾濫(はんらん)した水害をめぐり、被害を受けた住民ら20人が国に約2億2千万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が26日、東京高裁であった。高裁判決は、一部の地区について国の河川管理の瑕疵(かし)を認めた一審・水戸地裁判決と同様、国に賠償を命じた。 15年9月10日の「関東・東北豪雨」により、常総市内は鬼怒川の堤防が決壊するなどし、市内の3分の1が浸水。13人の災害関連死を含め15人が亡くなり、5千棟以上の家屋が全半壊した。 22年7月の一審判決は、堤防と隣接し、堤防と同様の役割を果たしていた同市若宮戸地区の砂丘について、開発行為が制限される「河川区域」に指定する義務を国が怠ったと判断。事業者が砂丘を掘削して地盤が下がって水があふれたとの住民側の訴えを認め、同地区に住む9人に計約3900万円を支払うよう国に命じた。 住民側は、堤防が決壊した同…この記事を書いた人鹿野幹男水戸総局|つくば地区担当専門・関心分野関心分野=教育、選挙、地方自治、地方創生原田悠自水戸総局|キャップ専門・関心分野調査報道、社会問題、事件・事故・裁判関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ2月26日 (水)高校授業料の無償化に合意ウクライナ戦闘終結決議採択「進研ゼミ」生成AIを搭載へ2月25日 (火)ドイツで右翼躍進、第2党に立憲民主、「埋没」に危機感陥没事故後、各地で不審電話2月24日 (月)ウクライナ侵攻から3年SNSなりすまし 一斉提訴へ米軍の制服組トップを解任2月23日 (日)トヨタ、実験都市をお披露目23、24日も大雪に注意初の荷物専用新幹線が誕生へトップニューストップページへフジ取材歴30年のジャーナリストに聞く 日枝氏「長期支配」の弊害11:30トッド氏が語る「米国の敗北」 世界史の転換点で日本に大切なのは5:00大崎事件、97歳女性の再審認めず 最高裁「有罪揺らがない」と判断11:51何者かが襲撃か 大津のタワマン男女殺傷 殺人事件とみて捜査12:58市長に続き市議もパワハラか 秋田・鹿角市が職員への調査結果を公表11:55「ヘイト本」置かない書店の最終章 清風堂書店で2代が記した足跡7:00