25日のニューヨーク外国為替市場では、円相場は一時1ドル=148円台半ばまで値上がりしました。これは2024年10月以来、およそ4か月半ぶりの円高ドル安水準です。この日、発表されたアメリカの消費者の景況感についての指標が市場予想を下回ったことで投資家の間では景気の先行きに対する懸念が強まり、ドルを売って円を買う動きが進みました。市場関係者は「トランプ政権の関税政策をめぐる不透明感などを背景に、先週以降、アメリカの企業や消費者の景況感についての指標が相次いで悪化していて、FRB=連邦準備制度理事会が利下げを再開するという観測が広がり始めている」と話しています。