84歳の「門司港の達人」が写真集出版 古里の歴史や魅力を発信

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毎日新聞 2025/2/25 10:00(最終更新 2/25 10:00) 975文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷個展会場で写真集を手にする内山さん=北九州市門司区で2025年2月17日午後0時10分、宮本勝行撮影 地元・門司港(北九州市門司区)の魅力を知り尽くした「達人」で門司郷土会幹事、内山昌子さん(84)が写真集「愛(いと)しの門司港」を出版した。JR門司港駅の正面で満開の花をつける桜といった失われた光景から、今も残る飾りなど164枚で、このエリアの歴史や魅力を伝えている。 門司港で生まれ育った内山さんは20代で古里を離れたが、約10年後に戻った。1995年にレトロ地区がオープンし、栄町商店街に設けられた観光案内所に勤め始めた頃から、目についた光景を本格的に撮影するようになった。案内所の閉鎖後もガイドに関わった。Advertisement 「自信を持って話をしたい」との思いから地元の店を食べ歩き、泊まるなど徹底した現場主義。好奇心旺盛で、話を聞くと行って確かめないと気が済まないという。 出版のきっかけは2024年、門司図書館の資料募集に応じ、20歳で亡くなった長兄の卒業アルバムを提供して喜ばれた事だった。撮りためた写真も「皆さんに懐かしんでもらえるのでは」と整理して本とし、古里を発信することにした。 写真集は縦22センチ、横26センチで104ページ。懐かしい風景―レトロ整備前▽暮らしの風景―港・銭湯・学校・食・店・街角▽門司港駅―構内とその周辺▽跡―要塞(ようさい)・戦争・水害・社宅・料亭▽多彩な意匠――の5章で紹介している。写真の多くに説明も添えた。 内山さんが働いてい百貨店「山城屋」(01年に閉店)の前ですれ違う路面電車や、レトロ地区への移築前に山手エリアにあった旧門司三井倶楽部(くらぶ)の姿など往時をしのばせる光景が広がる。覆われていた運河が工事で現れ、興奮して撮ったという写真もある。貿易や航路、鉄道で門司港の栄えた時代に設けられて今も残るレンガ塀の他、焼夷(しょうい)弾や爆弾の跡といった戦争の歴史も紹介されている。 「『懐かしい』『あったね』と地元の人の話題になり、ホッとする時間を持っていただけたら」と内山さん。訪れる人の参考にもなるよう、年表を使い門司港の歴史を紹介もしている。 500部を製作し、1冊4000円(税込み)で販売中。出版を記念し、掲載写真を紹介する個展を門司区栄町のめがねのヨシダ門司港レトロ店で3月8日まで開いており、写真集も販売している。個展は水、日曜休み。問い合わせは内山さん(090・9592・0870)。【宮本勝行】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>