毎日新聞 2025/2/25 11:00(最終更新 2/25 11:00) 有料記事 2454文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷議会リコールの請求後、臨時議会で自主解散の決議案は賛成6、反対7で否決された。約1カ月後の住民投票で解散「賛成」が半数を超え、議会は解散した=宮崎県川南町で2025年1月7日午前11時14分、塩月由香撮影 なぜ歩み寄ることはできないのか。民主主義を脅かす存在として「分断」という言葉がメディアなどで取り上げられるようになって久しい。地域が引き裂かれ、自治が停滞する。そんなことはどこででも起きかねないのかもしれない。住民投票の末、地方議会としては13年ぶりとなる解散請求(リコール)が成立した人口1万4000人あまりの町で起きていることとは。町長、リコールに「感謝」 「ある意味、感謝ということもあるかもしれない」 1月、リコールに必要な署名が集まり町議会解散の賛否を問う住民投票の実施が決まった直後、受け止めを問われた宮崎県川南町の宮崎吉敏町長はこう語った。だが、口走ったと考えたのか、その場で記者に「『感謝』という言葉は削除してほしい」と求め、「私自身は議会を解散すべきだと思っていない。後援会にも伝えてきた」とリコールへの関与を改めて否定した。 宮崎県のほぼ中心部の日向灘沿いに位置し、畜産など農業が盛んなのどかな町でリコールの動きが起きたのは2024年10月。市民グループの請求理由は、宮崎氏と対立するグループが町議会(定数13)の多数派を占め、町提案の議案や人事案が通らないなど「議会が機能不全に陥っている」というものだった。 12月にはリコールに必要な有権者の3分の1を超える5007人分の有効署名を収集。もっとも、リコールの請求代表者は24年8月の町長選で宮崎氏を推した元副町長だ。宮崎氏の「感謝」は自身の町政運営を援護してくれたことに対して発せられたとみられる。その後の25年2月9日の住民投票(投票率50・51%)で賛成4230票、反対1768票の「民意」が示され、町議会は即日解散した。病床の当時の町長に「早く死ねばいい」 町長と議会の対立はなぜ起きたのか。ひも…この記事は有料記事です。残り1715文字(全文2454文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>