毎日新聞 2025/2/24 09:00(最終更新 2/24 09:00) 739文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷モバイル茶室を前に、海外からの来賓者に抹茶が振る舞われたイベント=横浜市で2024年5月(市川さん提供)写真一覧 日本の伝統建築技術を継承する宮大工が手掛けた「モバイル茶室」で、茶の湯体験を楽しめるイベント「世界を旅する茶室」が3月2日、羽田空港(東京都大田区)で開かれる。主催者は「日本の茶道や伝統建築に興味を持つ人が増えるきっかけになれば」と話している。 モバイル茶室は、1時間で組み立てや解体が可能で、持ち運びができる移動式の茶室。神社仏閣や和風邸宅などを手掛ける工務店「花升木工社寺(はなますもっこうしゃじ)建築」(神奈川県伊勢原市)が2019年に開発した。空間に応じて1~12畳と大きさやデザインを変更できるのが特徴で、同年にフランス・パリの国際展示会でデビューした。これまで国内外のホテルや美術館、国際会議などで約50回展示されている。Advertisement宮大工の技術継承と世界への普及を目指してモバイル茶室を開発した市川千里さん(左)と、夫で宮大工棟梁の晶麻さん=東京都千代田区で2022年1月13日午後5時23分(市川さん提供)写真一覧 モバイル茶室が生まれた背景には、大工の急速な減少がある。野村総合研究所は、20年時点で29・8万人だった大工は40年に約13万人にまで減ると予測する。神社仏閣などの伝統建築を専門に扱う宮大工の減少は特に深刻で、同社の市川千里さんは「高齢化で技を伝え育てる人間があと数年でほとんどいなくなる」と話す。神社仏閣の建築には価値の高い銘木が用いられるため、若手の職人が腕を振るうことが難しく、間伐材を用いるモバイル茶室を通じて匠(たくみ)の技の伝承につなげようと考えた。 3月2日のイベントは同社などが主催し、茶道の裏千家教授で茶の湯の魅力を英語で世界に広めている保科眞智子さんも参加する。子どもも挑戦できるカンナがけの無料体験もある。羽田空港の羽田エアポートガーデン・グランドホワイエエリアで午前11時~午後4時。予約制で参加費1万5000円(定員に達し次第終了)。参加申し込みはサイト「www.nihondentou.com」から。【鶴見泰寿】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>