編集委員・副島英樹2025年2月25日 18時00分大竹市役所=2025年2月25日午後0時30分、広島県大竹市、副島英樹撮影 広島県大竹市は25日、2025年10月から18歳以下の子どもの医療費を完全無償化すると発表した。23年度からは市立小中学校の給食費を全額免除している。双方の全額支援は、同市が把握する限り、県内の自治体では例がないという。 25年度当初予算案の発表で明らかにした。子ども医療費には1億3871万円を計上し、1医療機関あたり1日500円の自己負担を10月から免除。給食費免除には1億8895万円を充てた。 山口県の米軍岩国基地に近い大竹市は、財源に国からの基地関連の交付金を活用。25年度の「米空母艦載機部隊配備特別交付金」からは給食費全額支援に8千万円を、子ども医療費無償化に約3700万円を「にこにここども基金」に積み立てる。 人口減が続くなか、市は子育て支援に力を入れており、24年度から乳幼児におむつなどを配る事業も始めている。 25年度の一般会計総額は前年度比14・9%増の195億8944万円。 入山欣郎市長は会見で、「県内トップクラスの子育て支援や、魅力的なまちづくりのための未来への投資などに重点的に取り組む」と話した。 大竹市に隣接する山口県岩国市では、国からの交付金をもとに08年から子ども医療費、18年から給食費を全額支援している。この記事を書いた人副島英樹編集委員|広島総局駐在専門・関心分野平和、核問題、国際政治、地方ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ2月25日 (火)ドイツで右翼躍進、第2党に立憲民主、「埋没」に危機感陥没事故後、各地で不審電話2月24日 (月)ウクライナ侵攻から3年SNSなりすまし 一斉提訴へ米軍の制服組トップを解任2月23日 (日)トヨタ、実験都市をお披露目23、24日も大雪に注意初の荷物専用新幹線が誕生へ2月22日 (土)生鮮食品の値上げ、鮮明にオンラインカジノ 摘発増加ファラオの墓、発見トップニューストップページへ「除名処分なら議員辞職を」 維新・吉村代表、情報漏洩の兵庫県議に14:03小惑星の地球衝突の確率ほぼゼロに、一時2%台 反対に月では上昇中16:59プーチン氏、レアアース共同開発を米国に呼びかけ 「新領土も含め」10:38「与党は維新と組んで予算を通せばいい」 国民民主が強気なワケとは17:10身動きできぬ母豚は柵をかじり続ける 生き物で成り立つ畜産の実態は17:00侵攻され領土を奪われた祖国 ロシアの情報戦を研究する24歳の決意7:00