朝日新聞記事有料記事松尾葉奈 三浦英之 小泉浩樹 佐藤善一2025年2月26日 7時00分火災現場では消防関係者が懸命の消火活動を続けていた=2025年2月25日、岩手県大船渡市末崎町、松尾葉奈撮影 綾里の火災が収まって安心していたのに。民家への延焼が心配だ――。岩手県大船渡市三陸町綾里の山林火災が鎮圧となった25日、新たに陸前高田市小友町で山林火災が起こった。火は隣接する大船渡市末崎町に拡大。住宅が立ち並ぶ地域に迫り、両市で546人に避難指示が出た。鎮圧のめどは立っていない。午後8時時点でけが人の情報はない。住民からは不安な声が上がる。 現場に近い大船渡市末崎町高清水付近では日が落ちると、山林に赤い炎が広がる様子が見えた。消防団員が消火ホースを伸ばそうと急ぐ。辺り一帯には煙のにおいがたちこめ、近所の住民たちが不安そうな顔で山林の方を見つめていた。 同市の避難所となった末崎小学校には住民が車で次々に避難してきた。家族を連れた同町の男性会社員(47)は「家の近くまで火の粉が飛んでいると聞いて心配だ。延焼がとにかく不安。様子を見に帰りたい」ともらした。校庭には40台ほどの車が止まった。 避難指示が出た同町梅神地区…この記事を書いた人松尾葉奈盛岡総局専門・関心分野地方の若者、ジェンダー、災害、平和構築小泉浩樹盛岡総局|県庁担当専門・関心分野社会保障、消費者問題、地方自治関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ2月26日 (水)高校授業料の無償化に合意ウクライナ戦闘終結決議採択「進研ゼミ」生成AIを搭載へ2月25日 (火)ドイツで右翼躍進、第2党に立憲民主、「埋没」に危機感陥没事故後、各地で不審電話2月24日 (月)ウクライナ侵攻から3年SNSなりすまし 一斉提訴へ米軍の制服組トップを解任2月23日 (日)トヨタ、実験都市をお披露目23、24日も大雪に注意初の荷物専用新幹線が誕生へトップニューストップページへトッド氏が語る「米国の敗北」 世界史の転換点で日本に大切なのは5:00欧州の盟主ドイツが「病人」に 窮地の経済モデル、見えない再成長6:00山林火災の現場から約150mに家 「着替えを持って逃げてきた」7:00交番で相談したのに 未納料金求める電話、警察官が詐欺見抜けず6:30「ヘイト本」置かない書店の最終章 清風堂書店で2代が記した足跡7:00ABEMA番組、女性へのAED使用巡る投稿、「裏付け困難」と謝罪23:23