愛称はビッグバン 中谷潤人、重く響く左で「盟主」証明 ボクシング

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毎日新聞 2025/2/24 21:55(最終更新 2/24 21:55) 860文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷WBC世界バンタム級タイトル戦の三回、ダビド・クエジャル(左)を攻める中谷潤人=有明アリーナで2025年2月24日、新宮巳美撮影ボクシングWBCバンタム級タイトルマッチ(24日、東京・有明アリーナ)○中谷潤人(M・T)―ダビド・クエジャル(メキシコ)● 新たな愛称の通り、中谷潤人の重く響く左の一撃が会場で何度も爆(は)ぜた。節目のプロ30戦目。主要4団体王座を日本選手が独占するバンタム級の「盟主」であることを改めて証明した。 見せ場は早々から訪れた。一回から左ストレートが幾度もクエジャルの顔面をとらえた。相手が攻勢をかけ始めた三回の終盤、打ち下ろしの右をのろしに左ボディーを突き刺し、最初のダウンを取る。直後にラッシュをかけて勝負を決めた。Advertisement 身長173センチと、軽量級では長身の中谷に対し、クエジャルは1センチ高い174センチ。体格に勝る相手との試合はほぼ経験がないこともあって、スパーリングでは4階級上のライト級の選手と手合わせ。さらに、「(自分より)身長が高ければ、たぶん腕も長い」。上体を後ろに反らす動き(スウェーバック)のみに頼った防御は、自重することも心がけた。 世界3階級制覇、前戦まででKO率7割5分超を誇る27歳は、米専門誌が選定する全階級を通じた最強ランキング、パウンド・フォー・パウンド(PFP)で9位につけ、ボクシング界での評価は高い。一方でPFP2位の井上尚弥のように、一般的な知名度がさほど高くないのも事実だ。今回の試合から宇宙誕生時の大爆発になぞらえ「ビッグバン」を新たなニックネームにした。磨きをかけた技巧など、「試合までに濃縮してきたものを爆発させる」(中谷)ことに由来した。 古くはカンムリワシ(具志堅用高)、近年のモンスター(井上)のように、名ボクサーは愛称一つとっても激しい戦いぶりが目に浮かぶ。所属ジムの村野健会長は「ビッグバンの名にたがわぬ試合を見せれば、この先もインパクトのある試合を続けるためのレールが敷ける」と説く。 ひいては、愛称が名声を高める手段になる。バンタム級の王座統一、取り沙汰される将来的な井上戦と、注目度の高い試合を見据える中谷にとってはある意味で重要なことだ。【岩壁峻】あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>