自転車「ながら運転」 昨年は死亡・重傷事故28件で最多に

Wait 5 sec.

板倉大地2025年2月27日 10時19分自転車の死亡・重傷事故 自転車を運転中にスマートフォンなどを使う「ながら運転」による死亡・重傷事故が、昨年は全国で前年比2件増の28件あり、統計のある2007年以降で最多となった。警察庁が27日に発表した。若者を中心に事故が絶えず、ながら運転は昨年11月に罰則が強化された。 ながら運転は、昨年11月施行の改正道路交通法で6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金と定められ、事故を起こすなど危険を生じさせた際の罰則はさらに重い。20年までは死亡・重傷事故が年間10件台だったが、ここ数年は20件台で高止まりしている。 昨年のながら運転の死亡・重傷事故28件のうち「画面の注視・操作」は25件、「通話」は3件だった。死亡事故は1件で、埼玉県での40代男性による単独事故だった。月別で見ると、厳罰化以降の11~12月は3件で、前年同期と比べて半減した。 昨年までの5年間に起きた死亡・重傷事故では、自転車の利用者の半数超が10代以下だった。20代も2割近くおり、若者の事故が目立った。 昨年11月施行の改正道交法では、自転車の酒気帯び運転も罰則付きの違反となった。昨年は死亡事故が前年と同じ22件、重傷事故が13件減の20件だった。このうち11~12月では、死亡事故が5件、重傷事故は8件で、ともに前年同期から3件増えた。 昨年までの5年間では、酒気帯びを含む飲酒運転の死亡・重傷事故が506件あった。年齢別で見ると、最多は50代の21.1%だった。中高年以上の事故が目立ち、6割が50代以上だった。一方で10代以下は0.6%と少なかった。この記事を書いた人板倉大地東京社会部|警察庁担当専門・関心分野事件、事故、警察行政こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ2月27日 (木)国民民主、与党案を拒否兵庫維新、県議2人を処分「ヘイト本」は置かなかった2月26日 (水)高校授業料の無償化に合意ウクライナ戦闘終結決議採択「進研ゼミ」生成AIを搭載へ2月25日 (火)ドイツで右翼躍進、第2党に立憲民主、「埋没」に危機感陥没事故後、各地で不審電話2月24日 (月)ウクライナ侵攻から3年SNSなりすまし 一斉提訴へ米軍の制服組トップを解任トップニューストップページへ裏金問題で安倍派会計責任者を聴取 主導幹部「今は現職でない」9:34トランプ氏、EUからの全輸入品に「25%」関税 発動時期は不明9:23みずほ銀頭取が謝罪、19年の貸金庫窃盗問題で 「不安を与えた」7:41三井住友海上、デジタル給与払いを導入へ 大手金融機関の表明は初6:00岩手・大船渡の山林火災、複数の場所で延焼続く 発生から一夜明け9:491880万円の盆栽盗難 「家族に仕送り」手にした報酬10万円は8:00