深掘り 八田浩輔宮川裕章毎日新聞 2025/2/25 20:14(最終更新 2/25 20:14) 有料記事 2608文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷ホワイトハウスでの共同記者会見で握手するトランプ米大統領(右)とフランスのマクロン大統領=2025年2月24日、ロイター ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、トランプ米政権は国連の場でも対露融和の姿勢を鮮明にした。失望を隠せない欧州は米国からの自立にかじを切り始めたが、実現には課題が山積している。米、自国提出の決議案を修正され… 「ウクライナの決議案を支持することはできず、その撤回を求める」 ロシアのウクライナ侵攻から3年を迎えた24日の国連総会(193カ国)。米国のシェイ国連臨時代理大使は、ウクライナと欧州諸国などが提出したロシア軍の即時撤退を求める決議案を取り下げるよう異例の圧力をかけ、自国が起草した別の決議案への支持を訴えた。 米国案はわずか3段落の短い文章で、「紛争の迅速な終結」を求めるとしながら、ロシアの侵攻を非難する文言は一切盛り込んでいなかった。シェイ氏は「過去を振り返らず、未来を見据えた簡潔で歴史的な」内容だと自賛した。 これに対し、欧州諸国は「ウクライナ不在」の内容だとして反発した。フランスが主体となり、米国案にある「紛争」を「ロシアによるウクライナの全面侵略」に置き換え、ウクライナの領土保全の重要性にも触れた修正案を提出し、賛成多数の支持を得た。これらの修正が反映された決議案は93カ国が賛成して可決され、米国は自国が提出した決議案に棄権票を投じざるを得なかった。 さらにウクライナと欧州諸国のほか、日本も共同提案国に加わった露軍の即時撤退を求めるもう一つの決議案も、93カ国の賛成多数で可決された。米国は反対票を投じた。 国連総会は、ロシアのウクライナ侵攻1年にあわせた2023年2月の会合で、ロシア軍の即時撤退などを求める決議を141カ国の賛成で採択した。今回は戦争の長期化や「支援疲れ」に米国の離反が加わり、当時から賛成票を50票近く減らした格好だ。欧州のハンガリー、太平洋の島しょ国などが米国に同調した。アフリカ諸国も一枚岩ではない。「棄権は米国の敗北だ」指摘も トランプ政権はウクライナ支援の国際連携にくさびを打ち込んだ形だ。ただ総会を舞台にした米国の切り崩しは「失敗」に終わったと見る専門家もいる。 シンクタンク「国際危機グループ」のリチャード・ゴーワン国連担当部長は取材に、…この記事は有料記事です。残り1707文字(全文2608文字)【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>