和式便器、まだあるの?戸惑う子も 洋式化の中、少数の根強いニーズ

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毎日新聞 2025/2/28 10:30(最終更新 2/28 10:30) 823文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷福岡県内の駅にある和式便器=JR九州提供写真一覧 家庭ではめっきり見なくなった和式便器だが、学校や駅などの公共空間には残っており、慣れない子どもが戸惑うケースもある。最近は高齢化で洋式トイレのニーズは一段と高まり、交通事業者なども洋式化を急いでいる。 「お子様を和式に慣れさせてください」。ある福岡市立小の新入生の保護者向け説明会で、教員がこう説明した。学校のトイレに和式が残っているうえ、遠足先などでは和式しかない場合もあるためだ。40代の保護者は「学校にまだあるのか」と驚きつつ、海水浴場や寺院の和式便器で子どもが用を足せずに困ったことを思い出した。AdvertisementTOTOが販売する和式便器=同社提供写真一覧 文部科学省も近年、校舎整備の補助金などで学校トイレの洋式化を支援している。2016年時点の調査では、全国の公立小中学校の便器の57%が和式だったが、23年には32%まで比率が低下した。ただ、都道府県によってばらつきはあり、23年時点でも島根県や山口県などでは約半数が和式だった。現場の学校からは「子どもに和式便器を知ってもらうため、少しは残したい」との声もあるという。 公共交通機関も近年、駅のトイレの洋式化を進めている。JR九州は、全571駅のうち、和式便器のある駅が4割ほど。ローカル線の利用者減少などで鉄道事業のコスト削減を進めている中だが、トイレの改修を決めた。担当者によると、約10年前までは利用者から「公共トイレの便座に肌をつけたくない」と要望があり、和式を残していた。しかし最近そうした声は聞かれず、むしろ和式を敬遠する人たちで洋式トイレが混むようになったという。 衛生陶器大手のTOTOによると、かつて便器の出荷の大多数を占めていた和式は、1977年に洋式に逆転され、ここ10年ほどは1%を下回っている。高齢化で足腰に負担の少ない洋式の需要が高まっていることに加え、とりわけ公共トイレでは汚れやすい和式よりも洋式の方が管理コスト面で好まれるという。ただ、ごく少数だが和式にも根強いニーズがあり、生産は続けている。【久野洋】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>