デモクラシーズ:なぜ選挙に行かないのか 能條桃子さんが感じる若者不在の民主主義

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デモクラシーズ毎日新聞 2025/2/22 05:30(最終更新 2/22 05:30) 有料記事 3537文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷「民主主義は不完全だと思います」と言い切る能條桃子代表。政治の意思決定のあり方を問題視する=東京都千代田区で2025年2月3日、宮本明登撮影 なぜ多くの若者は選挙に行かないのか。それは、「若者が民主主義の中に存在できていないから」。こう訴えるのは、若者に政治参加を呼びかける「NO YOUTH NO JAPAN」(NYNJ)で代表理事を務める能條桃子さん。では、今の民主主義をどう変えていけばいいのか。能條さんに聞いた。【聞き手・畠山嵩】自分たちの社会は自分たちで ――能條さんが考える民主主義とは何ですか? ◆私は2019年春から約8カ月間、デンマークに留学していました。そこで民主主義という言葉に対する考えが変わりました。 日本で暮らしていたときは、民主主義は多数決や代議制民主主義など制度的なものというイメージを持っていました。 デンマークでは「生活形式の民主主義」と言われます。自分たちの社会は自分たちで決めて良くしていくという姿勢です。 例えば、あまり面白くない授業があれば、どうすれば面白くなるかを議論して先生に直接言いに行くといったことです。 みんなで参加して良くしていくあり方が民主主義だと思っています。 ――NYNJは「参加型デモクラシーをカルチャーに」を掲げています。 ◆私たちが生きていく社会は私たちが作っていくものだと思う人たち、そして行動する人たちが増えたらいいと思い、団体を作りました。「参加型デモクラシーをカルチャーに」ということです。 今日より明日の方が良くなると思うためには何らかの希望が必要です。民主主義が実践されていくことがそうだと考えます。 大学生だった数年前、社会を良くしていくというとビジネスや社会起業といった市場経済の中での解決をイメージする学生が多かった。今もそうかもしれないですが、すべてが市場経済の中で解決できるわけではない。 だからこそ民主主義や政治が必要です。市場ではすべてを解決できないし、…この記事は有料記事です。残り2783文字(全文3537文字)【時系列で見る】【前の記事】「『真の敵』は民主主義じゃなく…」 経済学者・成田悠輔さんの仮説関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>