連続途中投了乗り越え、渡辺明九段が残留決める 将棋・A級順位戦

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毎日新聞 2025/2/22 14:17(最終更新 2/22 14:18) 1016文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷永瀬拓矢九段に勝って名人戦A級順位戦残留を決め、対局を振り返る渡辺明九段=東京都渋谷区の将棋会館で2025年2月22日午前1時11分、丸山進撮影 藤井聡太名人(22)への挑戦権を争う第83期名人戦A級順位戦の7回戦が21日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、渡辺明九段(40)が永瀬拓矢九段(32)に173手で勝利した。 年末に左膝の前十字靱帯(じんたい)断裂の再建手術を受け、直近2局は脚の不調で対局を続けられず途中投了を余儀なくされ、A級残留も危ぶまれていた渡辺九段。この1勝で最終局を前に今期残留を決めた。Advertisement盤上に集中 普段の姿に 12日の棋聖戦を体調不良で不戦敗した渡辺九段。将棋連盟の職員は本局の前日まで「明日は対局があるのだろうか」と気をもんでいた。椅子が用意された対局室に姿を現した渡辺九段は、前局のように脚の具合を気にするそぶりも少なく、盤上に集中する普段通りの姿で対局に臨んだ。 感想戦で渡辺九段は「途中は逆転されたかと思った」、永瀬九段も「手応えのある局面はなかった」。どちらも終盤まで自信の持てない一進一退の攻防が続いたまま午前0時を回った。 渡辺九段の1一に成り込んでいた馬が3手かけて2四まで引いて王手をかけると、永瀬九段は天をあおいだ。馬が敵陣の駒を一掃し、成り込んだ飛車に続いて玉も敵陣に突入して捕まらなくなり、勝負が決まった。 残留を決めた渡辺九段だったが、感想戦後、喜びを語る余裕もなく表情をゆがめた。「膝が固まっていてほぐれない」「何度も席を立ってほぐしていたんだけど……」痛めていたひざの手術のため延期されていた、永瀬拓矢九段(左)とのA級順位戦7回戦の対局室に姿を見せた渡辺明九段(右)=東京都渋谷区の将棋会館で2025年2月21日午前9時40分、岩下幸一郎撮影 この日の対局は休憩を含み約15時間に及んだ。対局中は普段通りの姿が戻ったように見えたが、本調子に戻るには時間がかかりそうだ。佐藤天彦九段が単独首位 27日に静岡市の浮月楼で指される最終局一斉対局を残すのみとなったA級順位戦は、佐藤天彦九段(37)が単独首位に立った。佐藤九段が最終局に勝つと藤井名人への挑戦権を獲得し、敗れても後日行われるプレーオフに回る。 永瀬九段は最終局で、5勝3敗で並ぶ増田康宏八段(27)との直接対決に臨む。佐藤九段が最終局を落とした場合、6勝3敗で並んだ2者がプレーオフとなる。A級順位戦の星取り(カッコ内は順位) 6勝2敗=佐藤九段(6) 5勝3敗=永瀬九段(2)▽増田八段(10) 4勝4敗=渡辺九段(3)▽佐々木勇気八段(7)▽中村太地八段(8)▽千田翔太八段(9) 3勝5敗=豊島将之九段(1)▽菅井竜也八段(4) 2勝6敗=稲葉陽八段(5) 上地隆蔵さんが執筆する本局の観戦記は、3月29日の朝刊から掲載予定。【丸山進】【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>