毎日新聞 2025/2/22 14:00(最終更新 2/22 14:00) 有料記事 2073文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷DFree端末からタブレットに送られた、入所者の尿のたまり具合を示すグラフを確認する品澤美幸さん(左)=埼玉県入間市の特別養護老人ホーム「杏樹苑爽風館」で2025年1月21日、塚田健太撮影 介護をする人にとっても、受ける人にとっても、心身ともに大きな負担になる「排せつの失敗」。 「『いつ出るか』を予知できれば、失敗は減らせる」 ベンチャー企業のこのような思いから、超音波センサーで排せつのタイミングを予知するウエアラブル端末「DFree(ディフリー)」は生まれた。 「トイレの予知」が、高齢者の暮らしや介護スタッフの働き方をどう変えているのかを探った。 <主な内容> ・排尿をすませ「よかった」 ・おむつをぬらさない割合が向上 ・開発のきっかけは… ・排便の検知も開発中排尿をすませ「よかった」 「ピンポン、ピンポン」 特別養護老人ホーム「杏樹苑(あんじゅえん)爽風館」(埼玉県入間市)で、スマートフォンのアラームが鳴り出した。 介護福祉士の品澤美幸さんは、ウエストポーチからスマホを取り出すと、画面の「そろそろです」の通知と、ぼうこうに尿が10段階中6までたまっていることを示すグラフを確認。女性入所者、Aさん(98)の部屋に向かう。 Aさんは認知症を患っていて、自分から「トイレに行きたい」と訴えることはない。 品澤さんは「そろそろ行きましょうか」と声をかけ、車いすでトイレに移動。無事に排尿をすませると、Aさんは「よかった」と笑みをこぼす。 失敗し、洋服をぬらしてしまった時は「すいませんね」と落ち込む様子を見せることもあるだけに、品澤さんは「成功の喜びを感じてくれているはず」とみている。おむつをぬらさない割合が向上 端末を装着する前は、1日5回、時間を決めてトイレに連れて行っていた。 すでに尿漏れしていることが多く、排尿成功率は1割程度だった。 車いすから立ち上がるなど、力…この記事は有料記事です。残り1373文字(全文2073文字)あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>