中村瞬2025年6月5日 19時10分道路が陥没した現場では工事が進んでいた=2025年5月21日午後4時32分、埼玉県八潮市、朝日新聞社ヘリから、西岡臣撮影 埼玉県は5日、八潮市の道路陥没事故の復旧のための工事費約41億円を盛り込んだ総額99億7千万円の補正予算案を、12日開会予定の県議会6月定例会に提出すると発表した。工事費は流域下水道事業会計に計上し、企業債で賄うという。 県によると、破損した下水道管の修復費7億円▽騒音や臭気などの対策費13億円▽中川水循環センターの復旧費15億円▽事業者への補償費4億円▽下水道局の職員増に伴う人件費2億円。事故現場の下流にある中川水循環センターは、事故の影響で不具合が生じており、復旧工事が必要という。事故対応にあたる下水道局の職員定数は121人から133人に12人増員する。 県は昨年度、事故対応に90億円の補正予算を組んだ。今年度の流域下水道事業会計からも58億円を事故対応に使う方針で、今回の補正予算案と合わせ、計189億円を事故対応にあてることになる。大野元裕知事は5月23日の市長会議で、当面の復旧に「300億円規模」かかると述べている。 事故対応以外では、一般会計補正予算案に就学支援金の拡充の費用50億円を入れた。高校授業料無償化に伴い、所得制限が撤廃されたため。埼玉・八潮の道路陥没事故2025年1月28日、埼玉県八潮市中心部の道路が陥没し、トラックが転落しました。トラックの運転手は穴の下に取り残されたままです。関連ニュースをまとめてお届けします。[もっと見る]こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月5日 (木)李在明氏、韓国大統領に就任出生数、初めて70万人割れ朝食抜くとおなかぽっこり?6月4日 (水)長嶋茂雄さん死去 89歳ロシア、事実上の降伏を要求台風1号、まだ発生なし6月3日 (火)内閣不信任案なら解散検討元横綱白鵬が退職届閉山した金鉱山 外資が狙う6月2日 (月)懲役・禁錮が廃止、拘禁刑に赤字の国内線 路線維持へ議論クマ 道を避けている可能性トップニューストップページへアベノマスク契約、国の不開示取り消す判決「文書ないと考えがたい」13:28フジテレビ、港前社長と大多元専務を提訴へ 元編成部長ら計5人処分18:20証券口座乗っ取り、不正取引5240億円に 5月末でさらに被害拡大16:06日本のispaceまもなく月面着陸 ぶっつけ本番、難敵は「重力」18:00地域金融機関への公的資金、条件を厳格化 いわき信組問題で法改正へ17:26「地面師」の舞台は地価上昇の大阪ミナミ 14億円詐取容疑の男逮捕16:30