アベノマスクめぐり「国のうそ見抜いた」 判決が賠償まで命じた理由

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朝日新聞記事有料記事遠藤美波 大滝哲彰2025年6月5日 19時07分「アベノマスク」をめぐる経緯 やりとりはほぼ「口頭」だったため、原告が求めるような文書はない――。巨額の国費を使った「アベノマスク」をめぐる情報公開請求訴訟で、大阪地裁は5日、そんな国側の主張を一蹴した。公文書を扱う姿勢を厳しく批判した判決を、原告側は「市民感覚」に沿うと高く評価した。 「初めから不開示という結論があったからこそ、国はうそにうそを重ねる弁明に終始した。裁判所がそこを見抜いてくれた」 原告の上脇博之(ひろし)・神戸学院大教授(憲法)は判決後の会見で、そう喜びを語った。 「不存在」と言っていた業者とのメールが裁判になって見つかり、上脇教授に問い合わせもせずに開示請求の範囲を狭めてそれは開示対象でないと言い……。 判決は、そうした国の対応について「不開示の判断を維持するために、限定的な解釈を事後的に考え出して主張した」と批判。国が言う「保存期間1年未満の文書」でも公文書に変わりはないのに、最初から「1年未満」を理由にして対象から外していたとも指摘し、賠償まで認めた。判決後に会見する上脇博之教授(手前)。「当時の安倍政権の隠蔽(いんぺい)体質を断罪する判決だ」=2025年6月5日午後2時28分、大阪市北区、大滝哲彰撮影 上脇教授も「ここまで認めて…関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ6月5日 (木)李在明氏、韓国大統領に就任出生数、初めて70万人割れ朝食抜くとおなかぽっこり?6月4日 (水)長嶋茂雄さん死去 89歳ロシア、事実上の降伏を要求台風1号、まだ発生なし6月3日 (火)内閣不信任案なら解散検討元横綱白鵬が退職届閉山した金鉱山 外資が狙う6月2日 (月)懲役・禁錮が廃止、拘禁刑に赤字の国内線 路線維持へ議論クマ 道を避けている可能性トップニューストップページへアベノマスク契約、国の不開示取り消す判決「文書ないと考えがたい」13:28フジテレビ、港前社長と大多元専務を提訴へ 元編成部長ら計5人処分18:20証券口座乗っ取り、不正取引5240億円に 5月末でさらに被害拡大16:06日本のispaceまもなく月面着陸 ぶっつけ本番、難敵は「重力」18:00地域金融機関への公的資金、条件を厳格化 いわき信組問題で法改正へ17:26「地面師」の舞台は地価上昇の大阪ミナミ 14億円詐取容疑の男逮捕16:30