メルツ独首相の「対トランプ」成功術 こじれた首脳にも助言請う

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毎日新聞 2025/6/6 17:30(最終更新 6/6 17:30) 有料記事 1868文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷米ホワイトハウスでドイツのメルツ首相(右)を出迎えるトランプ米大統領=2025年6月5日、AP ドイツのメルツ首相は5日、就任後初めてとなるトランプ米大統領との会談を無難に乗り切った。「本当に良い雰囲気」(メルツ氏)で進んだ今回の首脳会談。その背景には「サッカーの戦術分析」(ドイツメディア)にも例えられた入念な準備があった。 「我々はドイツの人々を愛している」。5日、ホワイトハウスの車寄せでメルツ氏を出迎えたトランプ氏は、記者団からドイツ国民へのメッセージを問われて、そうリップサービスした。隣にいたメルツ氏が英語で「私は米国民を愛していますよ」と足並みをそろえると、トランプ氏は「それは良いね」と笑みを浮かべた。 大統領執務室に移動したメルツ氏は「サプライズ」も用意していた。額に入れた文書をトランプ氏に見せ、「これは1869年にドイツで生まれたトランプ氏の祖父の出生証明書です」。トランプ氏は「本当にありがとう」と応じると、執務室の壁を見回しながら「どこかに飾っておくよ」と上機嫌で語った。 さらにメルツ氏は20代だった1982年、ホワイトハウスを訪れたことがあるとのエピソードを披露。冷戦時代に米国が西ドイツを支えたことなどを念頭に「米国には多くの借りがある。そのことを忘れることはない」とも述べた。トランプ氏がメルツ氏の英語力を褒める一幕もあった。 無難に円満ムードを演出したように見えた今回の首脳会談だが、メルツ氏は入念な準備を重ねてきた。 予想外の言動をすることがあるトランプ氏との会談は、各国首脳にとって難関となっている。ロシアによる侵攻への対応を巡って激しい口論に発展したウクライナのゼレンスキー大統領や、国内で白人が「虐殺」されているとの根拠のない批判を目の前で展開された南アフリカのラマポーザ大統領といった悪い「先例」もあった。 独メディアによると、メルツ氏はゼレンスキー氏やラマポーザ氏、イタリアのメローニ首相など、これまでにトランプ氏と会談した首脳らに助言を求め、会話の進め方を研究した。自身が電話で4回協議した経験から、…この記事は有料記事です。残り1040文字(全文1868文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>